Case study

*この論説は、2018年7月21日、スクール・オブ・ファーマシーにて開催された「ZENホメオパシーによるホメオパシー的予防 by Torako Yui スペシャルゲスト、トレバー・ガンとシーラ・ワトコット+UKプレミア上映「真の免疫の探求」から引用・編集されました。 私は、日本に戻り、ZENホメオパシーというハーネマンをベースとしたハイルクンストを実践しています。 私は、日本人の難病を治療するうち、病気は体だけにあるのではなく、心や魂にも病気があり、体だけを治しても心と魂の病気を治療しないと、体の病気が再発することがわかりました。また、食や環境を変えないと体の病気が再発することがわかりました。 日本人の状況があまりに凄かったから、ZENホメオパシーを発見するしかなかったのです。 日本人の多くが信仰心を失い、道徳に縛られ、感情を抑圧し、自己否定感が強く、農薬まみれの野菜や石油由来の食品添加物、人工甘味料、薬やワクチンなど、毒物でも何でも、偉い人が言うとそれを信じて摂ってしまう、というところです。 ハーネマン自身が、病気を治すにはホメオパシーだけでなく、間違った生き方、考え方、生活様式、食事などが自然になるよう、多角的なアプローチが必要だと言っています。これらを総合的に見るハイルクンスト、真の治療家であれ、と言っています。 またハーネマンは『慢性病論』の中で「心の苦しみと怒りのもとにいる患者にはホメオパシーが効かない」と言っています。 人間というのは魂・心・体の三位一体の存在であり、病気も、魂・心・体のそれぞれに存在します。魂というのは、存在目的、生きる目的、価値観、信念のことです。人間の魂の中核には、「全てを愛する(=許す、受け入れる)ことが善」という価値観持っていると考えています。 親から「良い子でなければ駄目だ」「美人でなければ駄目だ」「優秀でなければ駄目だ」と否定されると、その親の価値観を信じてしまい、その価値観で駄目な自分(良い子でない自分、美人でない自分、優秀でない自分)を愛する事ができなくなります。こうして自分や人を愛することに条件が付き、魂が穢れてしまうのです。 このような悪(否定)のある価値観をこの世的価値観といい、この世的価値観を信じることで魂が病気となってしまうのです。一方、否定のない価値観、善だけの価値観を霊的価値観と言います。霊的価値観の代表が「全てを愛することが善」です。 そして魂が病気になることで(この世的価値観を信じることで)、障害(悪=否定)に遭遇することで、感情が生じます。たとえば、「悪い子」「かわいくない」「馬鹿」と言われることで、悲しみ、恐れ、怒りという感情が生じます。この感情が心の急性病です。急性の感情が生じるとき、体はストレス状態(思い通りにしたいのに思い通りにならない状態)にあり、思い通りにしようと、アドレナリンが出て、交感神経優位型となり、筋肉が固くなり、血流が滞り、老廃物の排出が停滞します。 しかし、親が「泣くな」「逃げるな」「怒るな」などと感情を出すことを禁止すると、感情を出すことを我慢し、未解決な感情なって潜在意識に沈みます。この未解決な感情をインナーチャイルドいい、心の慢性病のことです。急性の感情を抑圧すると、ストレスが慢性化し、慢性的な筋肉の凝り、血流の停滞、老廃物の蓄積が生じ、ある一定以上、老廃物が蓄積すると、体の自浄作用が働き、発熱、発疹、下痢、嘔吐、咳などの急性病を生じます。これが体の急性病です。この急性病は病原体の力を借りて行うことがあり、感染症と呼ばれています。本当は、感染症は自然が為す同種療法なのです。 このように、魂がこの世的価値観に感染し病気になると、やがて感情という心の病気が発症し、感情を抑圧することで、やがて体の病気が発症するという構図があります。 ですから、体が病気だからと言って、体の病気治療だけしていても対症療法でしかありません。もちろん、ホメオパシーは体だけでなく心も同時に癒す療法ですが、心の治療にホメオパシーだけでは限界があります。心と魂を癒すインナーチャイルド癒しが大事です。意図的に自分の感情を感じ、なぜこのような感情が生じるのかを自分に問いかける必要があるのです。 私は、ハーネマンの教えを基本にした、魂・心・体を三位一体で治療するホメオパシーの三次元処方に、現代人に合わせてハーネマンを越えて行くために、心の苦しみを楽にするためのインナーチャイルド癒しを取り入れ、大元の考え方を自然にするために(魂を癒すために)、信仰心の向上や否定しない考え方の指導、そして、不自然なものを体に入れないために、食事や環境の指導も含めたものを加え、ZENホメオパシーを完成させました。 簡単に言うと、ZENホメオパシーとは、人間を魂・心・体の三位一体で治療していく方法です。   ホメオパシーの三次元処方 ①魂の治療として、病原体のノゾーズを使います。 ②心の治療として、全体症状から導かれるメインレメディー(ストレスレメディー)を与えます。植物か動物のレメディーが多いです。 ③体の治療として、マザーチンクチャーにティッシュソルトや臓器適合レメディーを加えた臓器サポートレメディー。あるいは、薬害や環境毒の排出のためのデトックスレメディーを使います。 慢性病をもっている方、難病を持っている方にZENホメオパシーのアプローチはとても大切です。   ホメオパシー以外の三次元治療 ①魂の治療として、インナーチャイルド癒しによるこの世的価値観の解放。霊性学。信仰心の向上をして頂きます。 ②心の治療として、インナーチャイルド癒しによる抑圧した感情の解放。例えば、今の上司に対する怒りは小さい頃に我慢した父親への怒り(インナーチャイルド)であると認識し、あのときは怒りたかったよね、と言ってインナーチャイルド共感し、怒ってもいいよと言い、インナーチャイルドが父親に怒りをぶつけるイメージをして感情の解放をしてあげます。この抑圧した怒りを解放しない限り、同種の出来事で急性の怒りは生じ続けます。 自分を大事にするという事は、このように過去の抑圧した感情を思い出し、その願いを聞いて叶えてあげることです。怒りの奥には、恐れや悲しみがあり、最終的には親から駄目出しされた駄目な自分を許すことで、この世的価値観を解放していくことができます。 インナーチャイルド癒しの詳細は、新刊『インナーチャイルドの理論と癒しの実践』やDVDをご覧ください。   ③体の治療としては、不自然なものを体に入れない生活指導や良い食事の指導です。 このようにしてZENホメオパシーをやっていって、これらをふまえた上で、予防についてのお話をします。 ワクチンの中には、弱毒化した病原体が入っていますよね。そして、直接体内に注射で入れます。 本来であれば、マクロファージ、好中球、ナチュラルキラー細胞などの白血球が働き、病原体を排出する筈です。でも、ワクチンの皮下注射によって一気に体の深部に病原体に侵入されてしまうので免疫がうまく働きません。直接侵入しますので、免疫が上手くいきません。 そこで、一時的に病原体に抗体をくっつけて、とりあえず、病原体を不活性化させようとして、旗を立てます。このときの抗体はIgG抗体です。IgG抗体が血中に多いという事は、自分を攻撃する難病の自己免疫疾患を起こしやすいという事になります。 このようなことは15年前にここにいるトレバーさんが日本に来て、教えてくれました。 そこから私は色々な患者、自閉症をみまして、私自身が発展していったものをお伝えします。 健康であれば、そのIgG抗体が結合した病原体を、あとでマクロファージなどが食べに来ます。しかし、既に低下している免疫力と皮下注射による不自然な侵入の仕方で免疫が混乱して、それができず、IgG抗体と病原体が体内に留まってしまいます。 さて、この状態で、例えば、はしかが流行っていて、はしかが体内に入ってきたとした、そういう場合、どうなるでしょう。 既にIgG抗体がはしかにくっついていますから、はしかが入ったとしても、すぐにIgG抗体が病原体に結合して不活性化させるので発症しません。 すでに感染症の慢性状態なっているので、あとから病原体が入ってきたところで、感染症の急性症状を出すことができない。これが予防接種の予防メカニズムです。 予防接種の予防原理をまとめていきたいと思います。 弱毒化した病原体を注射で体内に直接注入する。 免疫がうまく働かず、病原体を排出できない。だからIgG抗体を作るしかなく、とりあえず病原体を不活性化します。しかし、免疫低下が大きく病原体を排出できない。 IgG抗体が存在し続けるので、病原体が自然に感染したとしても、IgG抗体が結合して、病原体を不活性化し、発症しない。既に慢性病になった状態でいるので、それに罹っても急性病を出せません。 これって、予防って言えるのでしょうか? 予防接種で感染症の慢性状態にすることで、予防と言えるのでしょうか? これは予防ではなく、その逆で、一気に感染症の慢性状態にしている訳です。かかっていても急性症状を発症する力をなくしているだけです。 だから、健康を取り戻し、IgG抗体と結合した病原体が排出されてしまうと、予防接種の効果もなくなってしまいます。だから「いかに長期に感染症の慢性状態を作り出すか」、という事が重要になります。 それは、「いかに長期にIgG抗体を存在させるか」、「いかに長期に免疫低下状態を持続できるか」、「いかに長期に免疫を混乱させることができるかが」、ワクチン開発において最も重要となるのです。 そこで、長期に免疫を混乱させ、低下させるために、ワクチンの中にアジュバントと呼ばれるものが入っています。免疫を低下させる物質(水酸化アルミニウムなど)や防腐剤という名目で水銀が入っています。 健康を犠牲にして達成される予防は、本当の予防とは言えません。 本当の予防は、抗体ではなく白血球主体の免疫が働く状態にすることで達成されます。 それは、免疫を高めること、すなわち、魂・心・体を健康にすることで達成されるものなのです。そして、異物や老廃物を排出する経験をさせる事です。すなわち、罹り切る事、症状を出し切る事が大切です。 現代医学では、抗体の数が多ければ多いほど、免疫が高いと考えられていますが、それは嘘です。 私は、20年間、自閉症、多動、ADHDという予防接種から来る医原病である、こういう子供達を診てきました。何故、予防接種から来ていると言い切れるのか、多くの医師達に問われました。 簡単です。その症状を引き起こすものは、その症状を取っていくというホメオパシーの原理があるからです。ですから9種類の予防接種を打たれた自閉症の子供達、癲癇の子供達にワクチンからできたレメディーを摂らせたところ、どのようになったか、見て行きましょう。 <ビデオ症例> 7歳男児:自閉症&ADHD(常に歌っている)   2007年7月26日(1回目の相談会) 由井:妊娠中何を食べたかったですか?ハンバーガーか何か食べたかった? 母親:実際、私は摂食障害があり、あまり食べる事ができませんでした。 由井:じゃあ、こういったものは食べたくなかったの? 母親:ハンバーガーとダイエットコーラだけは欲求しました。 由井:頻繁にコーラを飲んだの? 母親:はい。水がわりに。 由井:一日どれくらい? 母親:一日1リットル以上。 この男児は、ADHD、発話の遅延となり、じっとしている事ができない。 言葉をクリアに話すことができない(舌小帯短縮の為)。ひたすらリズムに乗って歌を歌う。 <レメディー処方> 2009年4月9日 由井:絵を描くのに、何枚紙がいる? 患者:1枚 由井:1枚でいいの? 患者:はい。 由井:はい、どうぞ。 母親:この間、乗馬を始めて、皆、彼の事を別人の様と言います。彼のコミュニケーションと発話は改善しました。彼の理解力も良くなりました。 患者:すみません。セロテープを貰えますか? 由井:セロテープ?いいよ、どうぞ使って下さい。 患者:ありがとうございます。 母親:今では、自分で考えますし、ピアノの発表会にもでました。   2歳男児 難治性癲癇 大脳皮質形成異常(大脳の中に石灰化したカルシウムが多数ある)   2010年6月24日(1回目の相談会) てんかん発作 遊んでいたのに相談会中に意識のない笑い顔のてんかん大発作が3回出て倒れる。何もしゃべれない。右足の麻痺。 <レメディー処方> 2010年8月12日 母親:彼は、一日100回以上の癲癇発作がありましたが、今では、一日平均20回以下です。 前に比べて、自分の意志を明確に示すことができます。 お医者さんは、彼がとても改善したと言っています。 車を見ると「ブー、ブー」と言って、「車」と言いたいんだと思います。 由井先生:とても良いですね。これから、もっと良くなっていくでしょう。表情もよくなり、母とのコミュニケーションもとれるようになった。 * DVDケース終わり *   これはほんの一部ですが、発達障害の160名のクライアントに9種類のワクチンレメディーが入ったレメディーを摂って貰い良くなった症例が80%でしたので、やはり、予防接種がその害となったのかなと思っています。   かと言って、私は予防接種、ワクチンを全面否定しているのではありません。 予防接種の必要性としては、一気に感染症の慢性状態にする事で、これが必要な人もいるという事です。   例えば、第三諸国で、栄養状態が悪いとか、急性病で体力を使ってしまうと死んでしまう、など体が元々弱い。こういうケースにおいては、ワクチンで慢性病にする事で生き延びる方が良いと思います。 さて、予防接種をしても副反応で重篤な病気になる人もいれば、健康なままの人もいます。 ワクチンは同じでも人によって反応が違うということは、どういう事でしょう。ワクチン病になる原因というのも、ワクチンだけにあるのではなく、病気を発症する側にも原因があるということがわかります。 その原因が、魂や心の病気であるインナーチャイルド、カルマ、信仰心の無さ、そして、医原病や食原病だということです。 ワクチン病になるということは、生き方、考え方を改めるべきところがありますよという神様がくれたメッセージだと思います。原因を見つめるチャンスでもあるということです。 自己治癒力を信じることができず、症状を恐れ、小児病を恐れ、忌み嫌い、自然から離れた考え方を続けるならば、ワクチン病になっても仕方がないと思うこともあります。ワクチン病になる事で自分が間違っていたことを認識するしかないという事もあると思います。ですから、自分を映す鏡として、ワクチンのような不自然なものがこの世には必要ではあるのではないかと思うのです。 ワクチンは人間の浅はかさ、無知、無明、おごり、依存、被害者意識、そのようなものの象徴として存在するように思います。 このように考えるようになってから私は予防接種に反対することをやめました。 たとえ、ワクチンの重篤な副作用に苦しむことがあったとしても、その経験を通して学ぶことがたくさんあると信じるからです。 私の経験として、160名のお母さん達は、この発達障害の子供達を世話することを通して悩み苦しんだと思いますが、多くのお母さん達は、一つ乗り越えるたびに幸せのハードルが低くなり、子ども達への愛が増えたからです。 また、霊的見方をするとワクチン病はどうもカルマ(本人のカルマ、親や先祖のカルマ)と関係することが多々あるように思います。 カルマの清算のためにワクチン病になることがあるということです。ですから予防接種のレメディーのコンビネーションの中にはマントラのレメディーも入れています。霊的アプローチして少しでも楽になるようにと思っています。 感染症もかかる人とかからない人がいます。感染症も、病原体だけに原因があるのではなく、感染する側にも問題があるということなのです。 ワクチン病と同様、感染症に罹るということは、生き方、考え方を改めるべき所がありますよというメッセージであり、原因を見つめるチャンスでもあるということです。新しく自分を生きるチャンスであります。 それは、やはり、①インナーチャイルド(魂と心の病気)がありますよ。②医原病、食原病、環境病がありますよ。③カルマがありますよ。というメッセージだということです。 ここで病原体の起源に関する私の仮説を申し上げたいと思います。 それは、病原体はインナーチャイルドが生物化したものではないかという事です。 生物ですから、感情があるのは当たり前だと思います。 病原体は種特異性があり、本来、同じ病原体でも人間に感染する病原体は他の動物には感染しません。鳥に感染する病原体は人間には感染しない訳です。 極端に免疫が低下した場合は、種の垣根を越えて感染してしまいますが、それは本来例外だということです。このことから、病原体はもともとその生物から発生したと考えるのが妥当です。 インナーチャイルドは、魂(この世的価値観)と心(感情)をもった自分から切り離された一つの存在です。そのインナーチャイルドが腸内微生物として実体化したものが病原体ではないかと推測しています。 ● なぜ生物化しなければならなかったのか?  自分が否定した自分(インチャ)を認識するためには、自分を映す鏡を必要とするように、自分を映す鏡として病原体が実体化するということです。 そして、感染症を克服することを通して、インナーチャイルドを解放するためです。 この世的価値観と抑圧した感情を解放するために、病原体は存在してくれています。 つまり、感染症とは自然がなす同種療法であると考えています。 私の経験上、感染症では、インナーチャイルドは良くなっていきますが、50~70%程度しか癒せないように思われます。残りは、やはりインナーチャイルドを自覚して、癒して行く必要があるようです。 ですからその病原体に共鳴するインナーチャイルドを抱えていなければ、基本的に感染することはないはずです。もちろん、免疫がとても弱っている場合はこの限りではありません。 免疫がとても弱っている原因として、予防接種を含む医原病や食原病があるということです。 そうは言っても、5歳の子に2歳の頃を思い出してインチャ癒しをやってごらんと言ってもできません。 だからこそ、はしかや耳下腺炎、水疱瘡、百日咳などの子どもの罹る病気に罹り、その病気を克服することを通して、自分のインチャだけではなく、自分の前世のインチャや親、先祖のインチャを解放しているのだと思います。 子どものかかる病気にかかり、発熱や発疹、粘液を出し切ることによって、親や先祖たちの遺伝的・感情的・精神的なくびきから解き放たれると思います。5歳でもインチャが形成されます。今世でできたこの世的価値観に裁かれ苦しんでいるインチャ、親を手伝わなければ良い子でないと思うインチャ、これらを子供のかかる病気にかかって、解放しているのだと思います。そうしてはじめて本来の自分を生きられるようになります。   特に湿疹や熱を出した後の子どもって、精神的にすごく成長していると思います。 ハーフの私の息子は私が夫と離婚したため、英国を離れ、9歳で日本に来ることになりました。日本になじめずいつも英国の父元へ帰りたいとメソメソ泣いていました。勉強もまったく身に入らないようです。学校も行きません。体も弱く、いつも病気ばかりしていました。私はそんな息子を愛せず怒ってばかりいました。ある時はしか様の湿疹と高熱を出しました。3日間40度近くです。私もその時ばかりは一生懸命看病しました。望郷心のCapsとMorbillinum Nosodeをとらせました。熱が下がるころ、「お母さん、中学校までは日本に妹と一緒にいるけど、高校になったら英国に帰らせてほしい。そこでしっかり勉強してイギリスの大学に行くから」と私に交渉し学校に行くようになりました。その後日本と英国の両方のカルチャーを知り、ジャーナリストになりBBCで活動しています。 このはしかは、インナーチャイルドでいえば、自分は大事にされていない人間、自分の頑張りをもっと評価してほしいのに、いつも怒られてばかりいる。こういう場合、はしかに罹りやすくなると思います。 ハーネマンがホメオパシー予防をしていたと知り、私も2007年予防キットを作りました。そこに感染症から作ったノゾーズレメディーを含め36種類のキットをつくりました。 日本人は、特にインフルエンザのノゾーズと水疱瘡のノゾーズを使っています。 レメディーを摂ってもかかる人はかかります。罹った方が、早くインナーチャイルドが出る場合は、そのようになっていきます。 いつも私に甘えて自分の好きな事だけをやっていた4歳の娘エミリーは母を離れ幼稚園に行くことになりました。いつも家を出る時にも大泣きし私と離れたくなく園に置いてくるのがひと騒動でした。 ある金曜日、水疱瘡にかかり全身ブツブツだらけになったと園からエミリーを取りに来るように言われました。シングルマザーの私としては患者もおり困ったなあと思いながら急きょ患者を断り迎えに行きました。メソメソ泣いて、彼女はますます私にしがみついて来て、おんぶして、抱っこしてとして、全く歩こうとしません。私は月曜日にも患者の予約が入っており、この土日で水疱瘡が治ってくれないだろうかと思い、Rhus-t、Puls、Varic-nなどをドンドンあげました。 そしたら全身膿だらけの湿疹が増え排出し、見事月曜日は枯れた状態で幼稚園に行けたのです。 驚いたことに、今まで幼稚園に行きたがらなかったのに、「ママバイバイ」と園に入っていったのです。 それからはドンドン園になつき、友人もいっぱい増え元気まんたんの女の子になりました。 では、水痘・帯状疱疹ウイルスのインナーチャイルドをみましょう。 やりたくない意識、後ろ向き、消極的、動きたくない、面倒臭がり、のんびりしていたい、休みたい、疲れることはしたくない、楽をしたい、辛い思いはしたくない、疾病利得率の高い人 こういう人は、水疱瘡や帯状疱疹に罹りやすくなります。 これからお見せするのは、水疱瘡にかかった子供達の特集です。 この子は2歳なのですが、母親が仕事に復帰せねばならなくなった途端にこのようになりました。 これは疾病御利益だなと思いましたので、Varic(水疱瘡)とVario(天然痘)の両方を処方しました。 そうしたら、とびひ様の水疱瘡がばっと出てきました。 そして、このように治って行って「お母さん、バイバイ」と言えるようになりました。   この子は4歳で、幼稚園に行かねばなりません。 この子は3番目の子供でおろされかかった子です。それはお父さんとお爺ちゃん、男の人によって妊娠3か月の時におろせと言われたのです。 この子の症状は「男の人が怖い」というものでした。 そして、この子は幼稚園に行かなければならない時にアトピーが酷くなってきたのです。 それに対して、Varic (水疱瘡)とVario(天然痘)を与えました。 そうしたら3回目の水疱瘡にかかりました。 ふつうは、生涯免疫といって一回罹ったら罹らないのですが、注射やクリームで抑圧すると何回もかかって、完結させようとします。この子は、3回目の水疱瘡に罹り切った後、男性が怖くなくなり、幼稚園にも「バイバイ」と行けるようになりました。 この子は6歳なのですが、その年でもお母さんに抱っこされて、私の所に来たのです。お母さんから離れないのです。もう直ぐ小学校に行かなければならないのですが、それを言われ、アトピーを出しています。ワクチン接種が多かったので、9種類のワクチンレメディーを出しながら、Varic(水疱瘡)とVario(天然痘)を処方しました。そうしたら3回目の水疱瘡に罹りました。 そして元気になりまして、小学校でバスケもやり、サッカーも水泳もやり、とても元気に「お母さん、バイバイ」と言えるようになりました。 このような心があるとその病気を引き寄せる。インナーチャイルド、未解決な感情があると病気を引き付けるのだという事がお分かりでしょうか。 インフルエンザウイルスに関しては、 勝りたいインチャ、自分にも人にも勝りたい。 優秀,能力が高い,美しい,強い,出来るなど、自分の理想とする『良い人』でいたい。 こんな思いを持ってインフルエンザに罹ります。 風疹ウイルスも「勝りたい」のですが、実力,能力が自分に近く、自分を攻撃してきそうな相手に対し、その相手よりも優れていて、相手を従わせたい,言うことを聞かせたい、酷い目に遭わせてやりたい、と言う意地悪な意識があります。ですからその人には負けたくないのですね。 私は26歳の時に風疹に罹りました。その時は、テレビ局で、N君という子と戦っていました。彼はディレクターの席を目指しており、私もディレクターの席を目指していました。実力は私の方が勝っていたと思うのですが、彼が上手かったのは「茶坊主」という名前があり、ゴマをするのが上手かったのです。そこで私は負けてしまったのです。そしたら、ある日ブツブツが出てきまして、それがブラジャーとパンツ型に出てきたのです。それで病院に行き「これは何でしょうか?」と尋ねました。すると「ああ、これは風疹だ」と言ったのです。「なぜ、ブラジャーとパンツ型に出るのですか?」と聞いたんです。「今に全身にでるから待っていなさい」と言われました。で、そのようになりまして、その後にN君を許しました。 この子は、母親が妊娠中に風疹の抗体が高かった子です。 産まれた時は発疹はなかったのです。でも3週間後位に、直ぐにこのような乾燥したアトピーが出てきました。この母親は、この子がヘレンケラーのようになっていくのではないか、と心配していました。 私の所に来まして、私は、Rubellaを処方しました。 そうしたら、こんな風になっていきました。 ドライだったのがどんどんウェットになっていき、熱も出てきて、熱は引かないし、一気に湿疹もでないのです。約1ヵ月、このような状態で頑張りました。 この子の母親もホメオパスなのですが、電話口で毎日のようにどうしてこうなったのかと言われました。 「もう直ぐですから」と言い聞かせて、2ヵ月弱で以下の様に改善しました。 この子の母は「貴女のレメディーは間違えているのではないか?私もホメオパスだからよく分かる。貴女は先輩だけど、私の方が優れている」と思っていたのではないかと思います。 「もし、このような考え方を持っているならば、この子は治らないから、私を信じてください」と言いました。で、このように良くなって良かったです。 次は、溶連菌や猩紅熱に関して言います。 価値観のインチャがあり、人は常に正しくあるべきだ。きちんとしているべきだ。 与えられた責務をしっかり果たすべきだ。愚痴や弱音,泣き言を言ってはならない。 また、人は間違いを犯してはならない。罪を犯してはならない。人に迷惑をかけてはならない。 人は正しくあるべきで誤ったことをしてはならないと、善悪をジャッジしたがる意識。 日本人の方は、こういう性格の方が多く、よく喉を傷めて、溶連菌の扁桃腺炎を持っている方が多いです。それから、GBS感染で子宮に溶連菌を持っており、妊娠できない方もいらっしゃいました。その方が、溶連菌のレメディーをとったら、とても心が柔軟になり妊娠しました。 では、ケースを観たいと思います。 この方は、28歳男性。マッサージ師でスポーツインストラクターです。 主訴は、B型肝炎のキャリアで、めまい、立ち眩み、運転中にフワフワして貧血の症状がでます。 それでは、ケースをみましょう。 ケーステイク [クライアント] 最近具合が悪くて血液検査を受けたら、やっぱりB型肝炎だと言われて、 抗体の数値が何かすごく1500に近いと本当に小さいときから持っているらしいのですけれど、陰性だけれどなんか慢性化しているんだねと言われて...

2018年のとらこ先生ロンドン・ライブ講演は、7月21日(土)です! トレバー・ガン先生(英国ホメオパス)& シーラ・ワットコット先生(米国ホメオパス)とジョイントセミナー +「真の免疫の探求」プレミア上映 ますます霊性を高められ、パワーアップしたとらこ先生。今回のロンドン講演では、その人が抱えているインナーチャイルドが同種の感情を持った病原体を引き寄せているというとらこ先生の最新の発見「インナーチャイルドと病原体の関係」についてお話しいただく予定です。 また、最新症例の発表はじめ、日々の修行から得られた深い洞察力を伴う魂レベルでのメッセージ、私達は、どのように自分自身を幸せにして、自分らしく人生を楽に生きていけるのか、等についてお話頂く予定です。 トレバー先生には、ホリスティックな病理をメインにお話し頂きます。疾患を通じ、体が如何に賢く機能しているか、医薬品による抑圧を通じ、人々がどの様に感染症に罹りやすくなっていくか、ホメオパシーがどのように私達のエネルギーを上げ、原因を取り除く事ができるか、分かりやすく説明頂ける事でしょう。 シーラ先生は、アメリカでホメオパシー的予防について第一線で活躍されているホメオパスです。今年2月、生命の知恵、真の免疫獲得の重要性を伝える「The Quest f‘or Real Immunity(真の免疫の探求)」というドキュメンタリー映画をリリースされました。とらこ先生も出演しています!当日は、シーラ先生の講義に加え、この映画(日本語字幕付)も上映される予定です。 このエネルギー溢れるライブ講演会に是非ご参加下さい! (参加費早割は5月末までとなっておりますので、お申し込みはお早めに ♪) 電話:02076449260 Email:info@rah-uk.com  ...

著者:  由井寅子ホメオパシー博士 【症例】 K. A. 男性 32歳 2016年3月12日、私が学長を務める、カレッジ・オブ・ホリスティックホメオパシー(CHhom)で受講している学生から、彼女の夫が「ガス壊疽」という大変危険な病気を発症しており、緊急入院した。という助けを求める連絡が入りました。 彼は、4日前くらいから喉が痛いと言い始めたそうです。セルフケアで、ホメオパシーのレメディーを使い対応したが全く良くならない。喉の激痛がある。最初に近くの病院で診察したが、医師もこのような症状は見たことが無いとの事で、大きな病院で様々な検査を受け、喉に『ガス壊疽』が起きていると診断されました。 ガス壊疽とは? 細菌が創(そう:傷口)から侵入することにより、筋肉が壊死を起こす致死性の疾患です。皮膚や皮下組織、筋肉などに感染を起こす疾患を軟部組織感染症といいますが、そのうちガス壊疽は筋肉を中心にメタンや二酸化炭素などのガスをつくりながら感染が広がり、放っておけば患部が壊疽してしまうのが特徴です。 進行が大変早く、通常足などに発症し、壊疽により切断する方もいます。 喉にできるのは非常に稀なケースで、切断などができない為、非常に危険な状態になります。 最初は、少し喉に違和感を感じ、風邪かなと思いAcon.とFerr.を摂取しました。しかし、徐々に首の喉仏辺りに異常な違和感を感じ始めて、唾を飲み込むだけで激痛を伴うようになっていました。 首の喉のあたりがゴルフボールが入っているみたいに腫れていた部分が徐々に赤くなっていき、腫れと痛みは増して声を出すのも精一杯な感じでした。とりあえず妻が持っているレメディーの中からArs. Merc. Sulph.をリピートし、必要に応じてLach. Led. Hyper. Bell. Acon.を摂る様に指示しました。 その日、検査で血液検査、首のレントゲン、心電図、造影剤を使ってのCTを撮ったが、未だ膿は溜まっていなかったので緊急手術は免れました。 血液検査の結果は白血球とCRPの数値がかなり上がっていることからガス壊疽とみてほぼ間違いないと判断されたが、かなり進行の早い病気で、ガスが溜まってはいるが、壊疽の進みが著しく遅いことに病院の先生は疑問を持っているようでした。私は緊急を要するのですぐにボーニングハンセンのレパートリー化しました。(* ボーニングハンセンはハーネマンのMMから忠実にレパートリーを作った人であり、最も正確なレパートリーとなっている)   【TBRレパトリー化】 【TBR結果】 【処方】 Acon、Bellはすでにキットからとっているので他の壊疽のレメディーを選びました。  参照:  Ars. CK335 壊疽性咽頭カタル φEchi は炎症に良い   【Secaleについての説明】 「壊疽」「壊死」でSecはNo1 レメディーです。 麦角アルカロイドは循環器系や神経系に対して様々な毒性を示す。 神経系に対しては、手足が燃えるような感覚を与える。 循環器系に対しては、血管収縮を引き起こし、手足の壊死に至ることもある。 脳の血流が不足して精神異常、けいれん、意識不明、さらに死に至ることもある。 さらに子宮収縮による流産なども起こる。   Sec. 壊死     Allen686 壊死した先端が関節の部分で取れた Allen692 痛み、軽度の腫れはあるが炎症は伴わない、それに続いて冷え、青くなり、乾性壊疽になり、そして手足が壊死する Allen694(略)壊死を引き起こすまで、痛みは次第に足指から脚と大腿部へ、手指から腕と肩へと広がり、患部は、壊死して黒く、胴体や隣接した手足から脱落した Allen790足と膝までの脚が壊死 Allen959下肢に点状出血の発疹とねぶと。手足の外部、特に手指が青黒く変わり、壊疽して壊死した。壊疽は他の部分にも急速に広がり、肉だけに限られているのではなく骨にも症状が出た、そのため壊疽した部分が脱落する場合が多かったなど 私の運営するカレッジ・オブ・ホリスティック・ホメオパシー(CHhom)の学校では原点に戻るためにハーネマンとハーネマンの弟子たちが少量の原物質でプルービングしたMMを最も正確なMMとしています。近年のホメオパスたちのプルービングは物質のないものでされることが多く、それでは肉体症状が現れにくく精神や感覚の症状が多く出てきてしまう傾向があります。ハーネマンや弟子たちが命を張って毒物劇物を実際摂っていたからこそ肉体、精神、感覚、部位の明確な症状が出てくるのです。よってMMPura+CKMMは最も正確なMMとなっています。 さてこの人になぜDiph-Nを与えたかというとこの患者が小さい頃から喉の炎症を繰り返していて、心臓に問題があったから。Tetan-Nは神経が死ぬと組織全体が死ぬのでそれを食い止めるためにです。 ジフテリアとは、ジフテリア菌が原因で起きる、命にかかわることのある上気道感染症です。 ジフテリアは細菌感染によって発症します。現在、先進国ではまれな病気です。 典型的な症状には、のどの痛み、全身のだるさ、リンパ節の腫れを伴うことのある発熱、のどにできる灰色で粘り気のある偽膜などがあります。 ジフテリアを起こす細菌は、通常はせきをした際に空気中に飛び散る飛沫によって拡がり、口や、のどの粘膜表面やその近くで増殖し炎症を起こします。強力な毒素を出して心臓、腎臓、神経系を傷害するジフテリア菌もあります。 【経過まとめ】 3月     11日(金) 緊急入院 12日(土) 血液検査の数値 ピーク。電話を受け、処方レメディー発送 13日(日) 午前中、レメディーが届き、早速摂り始める。水分を飲むことが禁止されていた為、口や患部にスプレーする。 14日(月)   血液検査・・・多少炎症が見られるものの 数値は、ほぼ下がってきた。水飲むことへOKが出た。 15日(火)   血液検査・・・正常値。食事も 夜から、普通の食事をとれるようになった。 16日(水)   退院(緊急性もなく、喉の腫れは少し残っているものの、痛みもなく、食事もとれるため)   このEchiφ+RXSコンビをとって1~2回で正常値になりました。   【医者の所見】 CTをとっても壊疽が見当たらない。であれば、歯が原因かもしれないと、歯科検査をしたが、原因見当たらず。検査結果から、緊急性はもう見当たらず、急変することも考えられないので、退院となった。 『ガス壊疽』であったことは間違いないが、壊疽が見られない理由が分からない。首をかしげるしかないが、このまま治っていくだろうとの事。 血液検査も、わずか1日で正常値に戻り、驚異的な回復だったことも、医者が首をかしげていたとのこと。ガス壊疽は抗生物質が効いたかもしれないので学会に出すので許可をくれと言ってきたのですが、レメディーが効いたことを知っているので断ったそうです。 そして、彼は、退院後の3月30日に私の直接相談を受けました。 2016年3月30日 直接相談 由井:一連のガス壊疽の体験を話してみてください。 K:喉が痛くてつばを飲み込むとかなり痛みが発するようになってきて、だんだんその日中に飲み込むのが、かなり苦しい状態で。 かなり激痛でしたね。でも異常だからこっちの病院でと、紹介状を書いてもらって行ったけれど、その病院でも解らなくて別の病院に移動して、そこでCTを撮ったら(ガス壊疽と)わかったんですね。 空気が入っちゃっている、入らないところに空気が入っていて、急激に早い治療が必要だから、膿が溜まっていたら首の方を切って管か何か入れて緊急手術だと言われたんだけれど、膿は溜まっていなくて。そして(由井から)送られて来た液体のレメディーを摂るとみるみる間に楽になって行きました。 由井:良かったね。それで息がしづらいっていうのはどうなの? K:思いきりは、深呼吸は出来ないです。昔から。呼吸を深くすることがまったくできない状態があって。呼吸器が昔からおかしいと言われていて、心臓が奇形で右側にあるんですよ。 バイバスみたいのが片方塞がっちゃっているんですよ。完全に機能していなくて。タバコを吸われるとなお息がしにくい。またタバコはアレルギーみたいのが出来ちゃうんですよね。 由井:リンパ腺が腫れているところは? K:たまにころころしたのが現れる事がありますね。ここら辺にかけて。(首と甲状腺をなぜる) それからひび割れが半端じゃないですね。手とか足とかの乾燥が。 由井:それは深く割れる? K:かなり深く割れます。 昔インラインスケートを子どもたちとやっていた時に凄い転び方をしちゃって、左足の膝が脱臼したんですね。膝が完全に逆方向に向いちゃったのですけれど無理やり自分で足を引っ張って歩いたりしているのを見ていて、みんな異常だと言うんですけれど、自分では痛みが殆ど感じないので。 由井:私の液体のレメディーはもう終わったの? K:今も飲んでいます。飲んだら、今までにないぐらい調子はいいです。今はガス壊疽の症状もまったくありませんし。他に調子がいいのは、(元々)物凄い便秘なんですよ。1週間でないのは当たり前で、 由井:本当? K:10日1回ぐらいしか出ないような。普通になっちゃっていて、苦しいとかも一切ないんですよ。 由井:これが普通なの? K:はい。でもこのレメディーのおかげで、物凄い便の調子がよくて、1日ごとに2回、多い時は3回出るぐらいの感じがずっと続いているので、退院してから。 由井:気持ちいいでしょう? K:気持ちいいですね。こんなに体調がいいんだと言うのはずっと思っていますね。 由井:喉もすっと小さくなっていったでしょうよ、飲むと。 K:そうですね。 由井:あのレメディーは凄くあなたに合うよ。 特にジフテリアと破傷風を入れているんだよ。ジフテリアというのは心臓をアタックするんだよ。小さい頃よく扁桃腺が腫れて白く膜が出来たりとかカスが出ていなかったですか?扁桃腺から。臭いのが出るとか。 K:ありましたね。 由井:あったでしょう。多くの難病の症状として、体が腐っていく中で破傷風とかジフテリアが全身を回って死んでいくことが多い。がんの人もそう。だからそう言うのを食い止めるために出していったらすぐに引いていったと思うんだよね。 K:治りがとても速かったですね。 由井:φとRXSのコンビネーションの液体フォームは凄くいいんだよ。即効性があり、それなのに、穏やかに効く。医師はたぶん膿が無くても喉の切開をしましょうと言ったかもしれない。 K:ですね、実際、やっぱりガス壊疽ってものすごくやばい病気らしくて、病院の方でも結構大騒ぎになっちゃって、結局ガスが溜まっている状態で、何故この人は壊疽して行かないんだと言うのがかなり今回話題になっていて、ガス壊疽が自然に抗生物質だけで治ったみたいな感じであっちの病院では騒ぎになっているので、壊疽に進行していかないと言うのは病院では意味が解らないらしくて、事例を発表させてくれと今、病院の方から言われていて。 由井:本当はホメオパシーのおかげなんだよ。 K:そう思います。ただ、ただ、首をかしげていましたね。レントゲンを撮る度に進行していかないんだよな、 由井:腫れているのに、炎症の数値はあるのにね。 K:そうですよね。 由井:組織を腐らせないようなレメディーたちが働いてくれ、自己治癒力(V.F)が必死に動いてくれましたね。 K:ありがとうございます。 由井:いえ、あなたの徳と自己治癒力あ高かったから治ったのです。さてガス壊疽は見事に治癒したので、本題に入りたいのですが、10歳から何年間か、親に、お父さんに折檻されたことを今回の問診表から分かり、びっくりしました。あなたの人生は大変でしたね。骨は結構折れたんでしょう? K:折れてない場所何処かなと探しても解らないぐらい、ほぼ折られましたね。大の大人が馬乗りになってボコボコ。顔の形なんかわかることがなかったので、ずっと。指もほぼ全部折れているんじゃないかと思います。レントゲンを撮るとくっつき方が異常なので物凄いびっくりされます。中学校なかばぐらいになったら、感覚が自分もマヒしてきてしまって、殴られても痛みも感じないし終るのを黙って、早く終わらないかなと言う感じでやりすごせるような自分がこっちに離れたような感じで、自分が殴られている姿を見ながら終わるかなと思って、終わったら戻ろうと、変な感じが。ここ10年は父に全く会っていません。やはり会うことが怖いんですね。 由井:辛かったね。でもね、信頼できる人間、あなたの奥さん信頼できるだろ。で、私、療法家かもしれないけれど、信頼できる人を一人でも二人でもあったらあなたは希望を持って生きられるはずだから。 前にもこのような患者さんを何人かみた体験から言うんだけど、これから第2の人生をやるんだよ。第2の人生は光り輝くような人生になるから。色々ずいぶん苦労したのだからいずれはその父親でさえも許していくことができるようになったらいいと思う。出来るようになるよ。 お父さんとの間は前に戦争か何かで闘い合っていた敵のような気がする。前世で父をボコボコにして叩きのめしたカルマかもしれないのでこうして殴られることで、お父さんにカルマをだいぶ払ったから清算したのかもしれないね。出来れば祝詞と般若心経をやって、自分のカルマが楽になりますようにと祈ってやってごらん。このようなカルマ的背景は神仏にも頼る必要があるしね。そのためには信仰心が必要です。レメディーを摂って神仏に祈れば、少しずつ楽になっていくから。でもガス壊疽から見事に生還したんだから、素晴らしかったね。神仏はあなたに目をかけてくれているのが分かります。 (私は彼を抱きしめながらこう言いました) 今までよく頑張ってきた。父に虐待されていたからその痛みを感じないようにして来て魂が抜けたようになっているから、もうちょっと自分自身に魂を落として意識をすること、丹田に落とすこと。そうするともっともっと自分自身の本当の気持ちが出てくると思うよ。小さい頃の父に対する恐怖とか怒りとか悲しみとかそれでもその正直な自分の気持ちを受け入れ自分に「恐ろしかったね、辛かったね」と優しい言葉をかけてあげてごらん。これをインナーチャイルド癒しと言うんだけどね。 頑張ってほしいんだよ。もう済んだということにはならない。小さい頃の感情を抑圧した結果、泣きたいのに泣くことも許されない未解決な感情が未だ潜在意識の中に落ちて残っているんだよ。だからそれら全てを浮上させ、泣いたり怒ったり怖れたりさせてあげてほしい。   【TBRでのレパトリー化】 * 今は父から暴力を受けていませんが、子供時代の体の傷は心の傷と共に残っているためルービック1972、1986を選んで入れた。   【TBR結果】 【処方】   この直接相談で、このクライアントの壮絶な幼少期を伺い、何とか、この方の魂も救うことができないかと思い、以下のお手紙をクライアントへ出しました。 【2016年4月7日 私からクライアントへ宛てた手紙】 K.A.様 先日は相談会においでくださりありがとうございました。 Kさんの生い立ちが大変で本当に良く生きていたと思います。 そしてこんな人生と自棄になりぐれることもなく今日まで来られたと思い、Kさんは偉いなと思いました。 そして、Kさんはもう涙を流すことも出来なくなっていましたね。 いらん子はとても悲しく辛いことだと思いますが、あなたの人生には希望もありますね。 こうしてあなたの家族も出来、皆で力を合わせて生き抜いてほしいと思います。 ガス壊疽からも奇跡の返還をとげ、Kさんは本当に自己治癒力が強いと思います。 これもあなたの奥さんのおかげですね。 さて、あなたのお父さんは暴力であなたのあらゆる骨をへし折ったようですがなぜこうなったのか?父がなぜこのようにあなたを傷つけたのか?神仏に聞いてみました。前回直接相談会でも言いましたがやはり、それは過去生でお父さんはKさんによってかなり酷い拷問を受けた様です。 だから、息子として生まれ仲直りをする為にこの人を父として選んで家族になったのですが、 無意識界でお互いに前世の記憶があるため、父はあなたを怖くてやられる前にやってしまおうとして動けなくなるまで叩きのめしたようです。とにかくKさんが怖かったようです。 だから子供と言っても手加減など出来なかったのでしょう。 さてKさんの人を傷つけたこのカルマを解消するために心経を2万巻やってください。 神棚の前で正座して声を出して前世のカルマが楽になりますようにと願って、心経奉讃文から初めて心経を1日10巻そして回向文で閉めてください。祝詞・心経などの言霊は良いバイブレーションになります。これををやりますと毎日続けて5年半で終わります。自力だけでなく神仏にも頼りましょう。 真摯に手を合わせて祈り、この辛い体験であったものさえ受け入れ、許すことで、運命的な宿命的な因縁も楽になって来るはずです。 由井寅子 ****************************** 私は患者があまりにも大変な人生を生きている時、なぜこの魂はこの人生を選んだのかを考え、神仏にお伺いをたてます。そのために自分の霊性を上げる修行をしてきました。これが正しいかどうか分かりませんが少しでも患者さんのよりよく生きるための道しるべとなるならばと思い、このような霊的なうかがいを神様仏様にします。   【6月24日 直接相談会】 由井:(父親に)骨折られているでしょう、神経おかしくなっているでしょう。筋断裂が起きていたんだと思います。要するにそこが腐っていくんだよ実はね。 まあ、父親からの虐待におけるケガだよね。その残片が残っていて、レメディーが入り、その破片をだーと集めてきて喉のあたりに集まってきた。その量が排泄しきれないほどで、腐敗が起こり、ガスが出てそのガスによって新しい筋肉とか神経が腐っていこうとしたんじゃないかと思います。これがガス壊疽を起こしたのではないかと思う。今回私が出したレメディーはね、骨、神経、筋肉を重点的に癒すものを出したんだよ。 レントゲン撮ったら先生方がちょっと骨の付き方がおかしいってね。いたるところが折れてて妙にくっついていると仰ったんで、骨は所定の位置に戻らないと使いにくいんだよね K:そうですね 由井:前回のレメディーをとってどうなりました? K:レメディーを摂り始めて1週間くらいして、はじめ体がきしみだしたというか、眼球、鎖骨、首、肋骨あたりに痛みが出始めて、ちょっと痛いなというのを感じ始めて、骨が凄く動いている感じがしていたんですけど、それが徐々に痛みが強くなって、肋骨、あばら骨、腰、背骨が痛み、特に肋骨の痛みがかなり強くなり、骨がきしみだして肋骨が折れました。そしてその後4日~5日経過後にこれらの痛みがほぼなくなりました。 あと(胸の所、心臓部に近い所を指して)ここが良くレントゲンで特に言われていて、骨が折れて内側にくっ付いちゃっていたんですよね。これまで体の色々な個所が骨折して正常ではない形でくっついていたのが、このレメディーでそれが一度折れたり脱臼したりして、その後元の正常な形に再度くっついていくのを感じました。 由井:骨が戻ろうとして、一回折れたんですね。変にくっついた骨は一回折れ元に戻るしかないよね。でも何で骨が折れたって分かるの? K:子供のころから虐待されて、いつも骨を折り続けて来たから、自分の体の骨とかにも神経が通っている感覚があるんですよね。骨の間隔が神経と同じように感じることができるんです。だから怪我をした時に、これが捻挫なのか打撲なのか肉離れなのか、折れているのかくっついているのかずれているのかが、ほぼ完璧に医者に行かなくても当てられますね。 由井:胸の所の骨の所はさ 馬乗りになってお父さんに折られた所だけども、奥にこう曲がってくっついていた骨が一回外れたの? K:はい。完全に骨が折れた感覚があって、いったん離れて後ろに戻って、くっついた感じなんですよね。 由井:所定の位置だよね? K:所定の位置です。 由井:心臓を圧迫していた骨が元の位置に戻って息もしやすくなったよね。 K:はい。息がとても楽に吸えます。 由井:良かったよかった。その時は2、3日痛んだの? K:折れてくっつくまでにたったの2、3日ぐらいですね早かったですね。 由井:早いですね。普通、骨がくっついたりするのに3週間はかかる訳だけどね。 K:そうですね。今までの人生の中で痛みが無いことがなかったので、レメディーの効果に驚きと感動しています。あと(レメディーとってから)目とかがものすごいヒクヒクしていましたね。目玉が飛び出そうになったというか、眼球も骨折したこともあるので、目の骨だと言われたんですけどその時は。 由井:目は殴られたからでしょう。父親にパンチ入れられたからでしょう? K:そうですね。 由井:手加減ないじゃんお父さん。 K:父親は手加減ないです故意に折りますからね。 由井:大の大人が子供の上に乗ってさぼこぼこにやるんだからそりゃあ折れるよね。 K:簡単に折れますよね。 由井:君は父からの虐待のトラウマがあったりとか、心臓も奇形だったりするからもちろんそういうレメディーも必要なんだよ。でもそれよりなにより体の筋肉、骨、神経それを直せって言うメッセージが(神様から)くるんだよ私に。だからそういうレメディーを徹底して出したんだよね。膝がほら脱臼してブランブランの状態があったじゃない?(レメディーとってから)膝の痛みはもうないの? K:ないですね。 由井:膝もレメディーとっている間に脱臼して元に戻った感じがしたかね? K:膝は1回、2年前だかに脱臼したんですけど、付き方が悪かったからか、今回のレメディーを摂っていた期間中、歩いていたときに膝がまたガコッとはずれちゃって、クルクルと足が一回転しちゃうような。 K:そう。2日ぐらい我慢したら急に膝の骨が元の位置にカコっと入って、くっついて、レメディーは凄いなと思いました。 由井: 本当にレメディーって凄いでしょう? K:凄いです。 由井:君の治癒力も凄いんだけどさ。 K:あと(レメディーとり始めてから)足の爪、手の爪が剥がれるように痛くなりました。 由井:それってお父さんに爪はがされた事もあるんでしょう? K:ありますね。足の爪はほぼはがされましたね。 由井:本当にむごいね。 K:あと爪が真中で切れて二つに生えてきていたのがあるんですけど、剥がれて元に戻りましたね。 由井:おー、そうですか。 K:すごいです。初めて爪が正常になったんです。 由井:爪に縦に筋が入っているのはいつもストレスにさらされている時にそうなることが多い。それが治ったのね。良かった。 君のね子供がだんだん大きくなってくる訳だよ。必ずなティーンエイジになると親に抵抗し始めるんだよ。例えば子供があなたに歯向かって叩いたとする。そうなったときにあなたは父に殴られた痛みが癒えていないからついカーッとなって、はっと気付いたら反撃して殴っていることもありえるという事を私は言いたい。そうなったらこのカルマがさ親から君へ、君から息子に、息子はまたそうするだろうし。そこを切るカギはやっぱり君だと思うんだよね。なぜできるかというと君は霊性が高いからできるんだよ。 私のところも親がお前は、いらん子、いらん子だと言って、一番上の兄はかわいがるんだけどね。母親が私の事を邪険にずっとしていたのは、親は私を怖かったし私は霊性が彼女より高かったから。逆転親子というんだけど霊性的には私が親だった訳だよ。 君も全くその通りだと思う。この父から愛されることはないと思う。それに、あなたとお父さんは前世では、戦士でお互い戦い合っていたみたいだし、それを君が悔いてね。彼(父親)の元に生まれたらこれだけ骨が折られると分かっていても、君の魂がその人を親としたいと選び、愛されないどころか暴力振るわれて、それでも母がいても助けてくれなかったでしょう。 それで「自分が前世であなたを殴り殺した状況を許してほしい」と思い、その人の子供になったんだと思う。そして君は殴られるままにして9年間もずっと殴られてきたわけじゃんか、抵抗もせずに。これをやる事で父親が、自分があなたに殴り殺された前世の憎しみのカルマが癒えるんだよ。子供の頃のあなたは父を見るとものすごい心臓が飛び出しそうなくらい恐怖だったという自分もいるしね。恐れと、怒りと、悲しみ、憎しみ、恨み。こういうものをごちゃごちゃにしてもっているんだけど。だからもう父親と断絶して会っていないのでしょう。それでも今の人生でいろいろなところでその未解決な感情が出てきたりする時があるじゃん。その感情を大事にするんだ今度は。感じきって、それを感情日記に書いてほしい。折々に人に対して腹が立つ時、それは父に対して腹立てているんだよ。その人を通して父を見ているんだよ。 小さい頃のあなたがまだそこにいる訳だ、まだ解決していないんだから。小さい頃の骨を折られるまで殴られた自分をイメージして、救いに行くこと。イメージの中で、父親をぼこぼこにやって、父親を謝らせることを絶対にやる必要がある。このイメージで父に対しての怒りと憎しみが発散できる。次に父に虐待された恐怖を感じ切り、その小さい頃の虐待されている所にスーパーマンが助けてくれ虐待を免れるイメージをしよう。それができたら今度は父に愛されなかった悲しみが出てくるから悲しかった、恐かったね、痛かったね、と大人のあなたが小さい頃のあなた(インナーチャイルド)を慰め、愛してあげてください。そしてどんなダメな自分でも自分だけは自分を見捨てないし、愛することを誓ってください。さらに前世の父を殺した罪悪感が薄まるようにそんな自分も愛してあげることで許しが来るでしょう。自分を徹底的に許せる事が出来たらお父さんを許す事ができるようになる。父と母の肉体がなければ、君の魂はここに来れなかったんだから、それは親が用意してくれたんだから、この親でもありがたいよね。君がこの世で修行する為に用意してくれたんだから親は大事だろ?その修行はすべての苦しい出来事を受け入れ許す修行ですね。そうなるためには親から愛されずに絶望になっている自分に寄り添い、共感し、ダメな自分もできない自分、弱い自分も許し、愛してあげることです。 K:未だこわくて親と会えていないけど、やはり親は大事ですね 由井:頑張っているよ。君の魂は凄いガッツがあっていいな。大事にね自分を大事にするんだよ。 そして、神に祈り霊性を上げ、インチャを癒すことで人生に光がさし、最終的には父を許せるようになり、自分自身も等身大で愛せるようになりますよ。 そうすると家族も人も無条件で愛せるようになるでしょうから、幸せな人生になって行くでしょう。ぜひ頑張って続けて欲しいと願っています。 K:はい。ありがとうございます   【結論】  魂と心の宿題は前世から引き継がれます。なぜならこの世的価値観と未解決な感情は魂のまわりに付着し、死後もなくならないからです。皆、魂の宿題(この世的価値観)と心の宿題(インチャ)を最初から抱えて生まれてきます。更に胎児期から幼少期に母親の影響を強く受けて前世と同じテーマ、あるいは異なるテーマで魂と心の改善が与えられます。 私は、彼のケースを以下の様に分析しました。   魂:暴力をふるった自分を許せない。 → カルマの解消のため父から暴力を受ける。 → 前世の自分の行為を許し、暴力をふるう父を許す必要あり。   心:父に暴力をふるった前世の罪悪感。 → その感情を浮上させるための出来事(父からの暴力)。 → 今世で父から暴力を受けることで罪悪感を解消(無意識)。   体:罪深い自分は罰を受けて当然。 → 父の暴力(関節の骨折)、ガス壊疽(自分を攻撃) → ホメオパシーで治癒。自分の体をもっと大事にするだろう。   父親からの毎日の虐待が10年近く続き、治るために白血球が増え、その死がい(膿)が出て治るのですが、彼の場合、毎日暴力を受けた為、治りきることができませんでした。そのため、体内に老廃物の白血球の死がい(膿)や骨の破片や靭帯の切れた老廃物が溜まりに溜まっており、今回、自己腐敗であるガス壊疽を起こしたのでしょう。 また大変な人生を生きている人々はなぜこのようになるのだろうと考えます。 しかしこの苦しい人生を受け入れてこそ本当に自分を生きるということなのです。 今世で父から暴力を受けることで無意識的に罪悪感は解消しましたが、それを意識していく必要があります。暴力をふるう自分を許せないと、再び、人を傷つけてしまうでしょう。そして再び罪悪感を感じてしまうでしょう。そうしてカルマを解消するために暴力を受けたり、ガス壊疽などになったりして死にめに合うでしょう。ですから、その無意識化に落ちた罪悪感を外すために心してインチャ癒しをし、自分を救い続ける必要があるのです。 次のレメディーは自分を責め続けるレメディー達が出されています。特にPh-acを中心としてCactus、Ars、Hyos、Veratなどが出されています。 人生の折々に人間は大きな苦しい体験をします。辛くて感情を抑圧せざるを得ない時、感情は潜在意識(体)に落ちます。レメディーは絶望して抑圧された感情を心に戻してくれます。そして急性の好転反応が起こり、体の症状と共に心の症状も排泄が起こり、一時期泣きたくなったり、怒りっぽくなったり、不安になったりします。その自分の気持ちに寄り添ってほしい。そして優しい言葉かけをして自分を慰めてあげてほしい(インチャ癒し)。 レメディーでは感情の浮上はさせるが、本当の心の癒しは傷ついた感情に共感し、自分が自分に優しい言葉をかけることで、根本的に治癒できます。そのインナーチャイルド癒しをすることで無念さや憎しみはどんどん癒され全てを許すことができる人間になります。人はダメな自分、できない自分をそのままで愛せるようになったら何も頑張る必要もなくそのままの自分で満足できます。そうなるために何回も生まれ変わるのでしょう。この世は魂を浄化するための修行場だと言えますね。 ...

  現代社会では、食における大きな問題が起きています。 昔と比べると、様々な技術が進んだが故、食に多くの毒素が加えられるようになってしまいました。 野菜を育てる農家は、生産量重視の為、農薬・化学肥料・除草剤を多量に使用し、家畜の飼料については表示規制がないため、遺伝子組み換え飼料が非常に多く使われています。 また、食品加工時には、保存料、人工着色料などが加えられます。 この様な不自然な食が基となり、現代人における食原病の増加が加速しています。 また、飽食の時代となり、人々は食に対する感謝の心を忘れてしまっています。 拒食や過食の問題も増えていますが、これらは心の問題が由来しており、温かい家庭がない事によって起こることが多くあります。 *日本の食の問題については、「Zenホメオパシー」のページにも紹介していますので、ご参照下さい。 http://www.torakoyui.com/ja/zen-homoeopathy/ 以下は、2014年5月30日、東京新聞に掲載された記事です。 【記事要約】 ビタミンD欠乏による乳幼児の低カルシウム血症や、足などの骨が曲がって変形する、くる病が増えている。 「くる病は貧しく栄養状態が悪かった時代の病気」と考えられていた。 全国的な調査データはないが東大病院では2000年頃から増え始め、海外でも2000年代に入り学術誌に掲載される欠乏症の論文数が右肩上がり。世界的な患者の増加が伺える。 患者増加の原因 ・日光浴不足 ビタミンDは食事からの摂取以外に、日光を浴びることにより皮膚で合成される。 しかし最近は、皮膚がんやしみ、しわの予防を理由に紫外線対策が勧められ、赤ちゃん用の日焼け止めクリームまで販売される。 ・食事制限や偏食 特に食物アレルギーやアトピー性皮膚炎で、卵や魚を制限している子どもは注意が必要。 **************************************************************** 新聞にも取り上げられるほど、現代人の骨は弱くなってきています。 このページでは、骨に関連した症例を二つ共有致します。 *これらケースは、2015年10月8日第16回JPHMAコングレス & インナーチャイルド学術大会「心と食を正し、はじめて、ホメオパシーが真の医学となる排泄を高める方法幸せに生きる方法」で発表されたケースからの抜粋となります。   ケース 1  2歳 女児  主訴:骨軟化症、手足のゆがみがあり歩けない 腕:両腕の力が弱い 手首のゆがみ 関節が柔らかすぎ 足:弱い・ゆがみ 内側に変形 全体の足の発達不足・弱い 頭:泉門が2歳にもなるのに開いて軟らかく引っ込んでいる。 発育状況:首すわり:3ヵ月 おすわり:4~5ヵ月 ハイハイ:10ヵ月位 好きな食べ物:お米・パン・卵  嫌いな食べ物:固い物 家系の病歴: 母:UVパウダー 30才頃使用していた 貧血 手先の冷え 手足しもやけ 父:糖尿病(軽い)、狭心症(軽い) 母母:糖尿病 父父:脳卒中 タイムライン  妊娠前: 母→水ぼうそうにかかった(後にこの子がうまれた) 父→肥満、仕事が忙しい、おこりっぽい、喫煙あり 妊娠中: 出産直前まで仕事 つわりひどかった うむまであった 出生:2760g 母乳 自然出産(助産院)ビタミンK2 0才:うまれるとすぐだっこする病院 2~3ヵ月:耳の近くに発疹、数ヶ月続き治る(レメディー使用) 10か月:母乳がでなくなった-離乳食をあげた よくたべる 1歳4ヵ月:兄に水疱瘡をうつされる 2歳まで:時々かぜで熱を出す   2014年12月26日 相談会 由井:やっぱり低体重とか低身長とかいわれている? クライアント・母:そうですね。あと足と手首も彎曲になっています。 由井:背骨はどうなっている? クライアント・母:どうでしょうかね。骨が弱いからあまりハイハイも途中からしなくなりましたね。 由井:それで何時まで母乳を飲ませたの? クライアント・母:9か月から10か月ぐらいで出なくなったので。でも元々そんなに凄く出るタイプではないとは思うのですね。 由井:身長が伸びるためには太陽光線にある程度当たることが大事。あなたはUVカットはしていたかね? クライアント・母:UVパウダーみたいなのはつけていましたね。 由井:それはチタニウムが入っているよね? クライアント・母:入っていますね。 由井:貧血にはなったことないの? クライアント・母:私は結構貧血気味です。子どものころから貧血気味なので。 由井:ふりかけかけたりすると食べるでしょ?サクラエビがあるじゃないですか。元々パラパラなんだけれどちょっと炒めて、みじん切りにして細かくして、あと縮緬雑魚、塩を入れれば食べると思うので、おかかも入れても。あとカルシウムがあるのは大根の葉っぱ。大根の葉っぱがあるとすごくカルシウムが出来るので。カルシウムふりかけをちょっと作ってみましょうよ。それを食べさせましょう。この子を見たら青いのがあったのだけれど、それは前からあった? クライアント・母:ずっとです。 由井:真ん中のところが出ているので浮き上がる傾向があるのかなと思って。汗はこの子よくかくかな? クライアント・母:かきます。異常にかくなと思っていたのですけれど。 由井:そうすると電解質がいっしょに出るから栄養も一緒に出ちゃうので、勿論老廃物も出るけれど栄養も出るからティッシュソルトが大事になるよね。そんなところかな。 クライアント・母:どうもありがとうございます。 手と足がゆがんでいる(内側に変形している) ゆがみがあり一人で歩けず母親に抱っこされている 眉間にクモ状の血管が浮き出ている 【TBR】 1 : 649# 血管 - 腫れ(拡張、膨張) : - 毛細血管拡張症(クモ状母斑;大理石の筋のような) : 2 : 1241# 骨軟化(骨軟化症[くる病]) : 3 : 707# 発汗する傾向(非常に汗をかきやすい) 【処方】 サポート小腸:カルシウムの吸収力を高めるために Alum(アルミナ):骨軟化を起こす金属。 Lyc(杉苔):植物アルミを最も含む植物。 Symph(ヒレハリソウ):骨つぎと言われている薬草 Thyr.(甲状腺):クレチン症の可能性、小人症で骨の成長が遅い疑い、それを回避する Parathyr(副甲状腺):ビタミンDを促進するもの アルミニウムは柔らかい金属で、他のミネラルや金属と合体しやすい金属です。 特にCalcと合体しアルミの多いCalcは骨軟化を起こします。 カルシウム不足は、副甲状腺ホルモンと関係し、カルシウム過剰は、甲状腺ホルモンと関係します。 2015年2月13日 相談会 【変化】 レメディー後、一週間でハイハイするようになり、自力で立てるようになった。 手も使い始めるようになった。 立っていると歩ける所に行く。 何も持たずに、自分で立って2、3歩、歩けるようになった。   前回の処方を基にしてポーテンシーを上げました。 サポートチンクチャーを骨に変えました。 2015年7月18日 相談会 【変化】 首の湿疹が出なくなった。よく歩くようになった。 【症状】 寝汗あり 汗かき 髪もからまなくなった 咳ゼロゼロ 手首・足首が弱い 【General】 目線を合わせない。ちがう所をみている(呼んでいても)。 一週間程下痢。 睡眠は良い。よく食べる。 【TBR】 1 : 1241# 骨軟化(骨軟化症[くる病]) : 2 : 707# 発汗 する傾向(非常に汗をかきやすい) : 3 : 1# 外頭部、全般 : 4 : 577# コリーザ (鼻感冒、鼻カタル) 流れる(鼻汁が出る) : 5 : 1025# 歩行時によろめく(足取り) (運動失調) : 6 : 1756# 基調 - 3. 精神 - 妬み・嫉妬 : 2015年9月4日 相談会 【変化】 転びにくくなった。ジャンプができる。 とても活発。よく歩く。 クリニックの検査数値も良くなっている点が多い ■PTH(パラトルモン) 副甲状腺ホルモン パラソルモンの標的臓器は骨と腎臓です。 骨においてはパラソルモンは破骨細胞を活性化、骨芽細胞を抑制します。 ■ALP(アルカリフォスフォターゼ) アルカリ性の状況下でリン酸化合物を分解する酵素です。 骨の病気などの時にもALPの値が高くなります。 骨がつくられる小児時期には、成人とくらべて正常値も高くなっています。 ■1,25(OH)2ビタミンD(カルシトリオール) 吸収されたビタミンDは、肝臓→腎臓で変換されて1,25(OH)2ビタミンD(カルシトリオール)という活性型ビタミンDとなります。 活性型ビタミンDは、腸管からカルシウムの吸収を促進し、骨を丈夫に保つ働きがあります。 活性型ビタミンDが欠乏すると骨軟化症(くる病)になります。 ■クレアチニン 筋肉内にあるクレアチン(アミノ酸の一種)が筋肉を動かすエネルギーとして使われた後にできる老廃物の1つです。クレアチニンは食事の影響を受けないで、常に一定量生産され、ほとんど体内に再吸収されることなく、腎臓からのみ排泄されます。その為、クレアチニンが腎機能をみる指標となっています。 腎機能が低下すると腎臓から排出されず、血液中にたまり、クレアチニンの値は上がります。 ただし、筋肉量に比例するため、筋肉が多い人ほど濃度が高く、筋肉の少ない人は低くなります。   【まとめ】 このケースは、お母さんがベジタリアンで野菜だけの食生活である事に関係していました。 その母乳を飲んだお子様が骨軟化症になってしまったケースです。 ベジタリアンの方はタンパク質が不足します。植物タンパク豆類をしっかり取った方が良いです。 また予防接種にはアルミニウムが入っており、カルシウムに似たアルミニウムを骨に取りこんでしまい、骨が柔らかい子になってしまうことも考えられます。 ビーガンが欠乏する栄養素はマグネシウム、鉄、カルシウム、リン、亜鉛、セレンです。 ○フィチン酸(ミネラル吸収を阻害する。ビーガン食に多く含まれる)ベジタリアンの方は、全粒穀物やマメ科の植物(玄米、大豆、大麦など)をよく食べます。 これらにはミネラルの吸収を阻害する「フィチン酸」が含まれています。 フィチン酸は有害ミネラルも排除すると言われるが、同時に必須ミネラルであるマグネシウム、鉄、カルシウム、リン、亜鉛とも腸管で結合して吸収を阻害します。 フィチン酸塩を過剰に摂ると、深刻なミネラル不足、骨量の減少を引き起こしかねません。 フィチン酸を減少させるには穀類を料理する前に一晩水に浸しておくだけで良いです。 また、味噌、醤油など発酵食品はフィチン酸塩を破壊するので全く問題がなくなります。 ○ビタミンB12 (植物由来に含まれない。欠乏症によって骨の問題を起こす) ビタミンB12は、動物由来の食品に含まれています。 ビタミンB12欠乏症の症状として、貧血、骨の問題、低骨密度、骨粗鬆症などを起こします。 ○ビタミンD(日焼け止めによって阻害) ビタミンD は ビタミンD2とビタミンD3に分けられます。 ビタミンD2・・・キノコなどの植物性食品に含まれ、特に白キクラゲや干し椎茸に多く含まれます。 ビタミンD3・・・主に魚、魚肝油や卵黄など動物性食品に多く含まれます。日光により皮膚でも合成されます。 日焼け止めクリーム(UVカット)を使用すると、充分な量のビタミンDを合成する事が困難になります。 ケース 2 アトピー性皮膚炎、首のすわりが遅い 8ヶ月 男児   生後2ヶ月頃から脂ロウ性湿疹のようなものが、眉、頭部に出始め、レメディーを摂り始める。 その後、症状が変わり、赤い湿疹が腹、腕、脚に出始める(3ヶ月頃)。 頭皮や顔に膿のかさぶたのようなものがごっそりできる。今は赤い湿疹が殆ど。 特に顔、とても痒がり、頬をこすりつけ、常にジュクジュクしている。 首を持ち上げようとしないので、首すわりの練習ができていない。 家系の病歴 母: 水疱瘡、風疹、小児喘息鼻炎(2~4歳) 父:湿疹、水疱瘡、風疹、生まれた時に口が割れていた 母母:花粉症、扁桃腺を取る 父母:大腸がん タイムライン 妊娠前~妊娠中:妊娠37週目から4回ほどカンジダの薬 母親:生活に対するストレスは感じていた。夫が直ぐパブへ行く。 出生:出生体重 3,162g 母乳とミルク(とても少量) 頭を触られて生まれてきた(おまじない)。自然分娩。薬無し。麻酔無し。 生後3日目から完全に母乳になる。わりとよく吐いていた。 2ヶ月:眉、頭皮に脂ロウ性湿疹が出来始める。その他、経過は前述通り。 参考 アルコールと骨形成の関係 過量のアルコール摂取は骨芽細胞の活性を抑制する。 また、カルシウムの吸収の場である消化管からの栄養の吸収を阻害し、下痢を起こしやすくなる。 アルコール依存症者の骨密度は平均で同年齢健常者より10歳高齢にシフトします。 アルコール依存症では、尿からのマグネシウム排泄が増大するため、マグネシウムが欠乏する。 アルコール依存症の入院患者の30%、せん妄の85%にマグネシウム不足があると言われる。 マグネシウムは骨を作る過程で作用する。 骨形成はカルシウムとマグネシウムの比が2対1のときにもっとも正常に働く。 さらにマグネシウムは骨と骨をつなぎ円滑に動かす軟骨組織の成分として重要な物質である。   2015年7月24日 相談会 由井:この子は今8カ月なの? クライアント母親:はい8か月です。 由井:オギャー泣いた声は聞こえたんだね? クライアント母親:はい 由井:すぐオッパイ飲ませたの? クライアント母親:おっぱい飲ませたのは次の日です。病院の方針で、何時間かは病院側でみると言う事になっていて赤ちゃんを。6時間かな、すぐは母子同室にならなくて。 由井:最初に人工ミルクが入るとアルミナがすごく多いんだよ。アルミナが多いと湿疹がいっぱい出るし、脳もおかしくなるし。唇はちょっとここ青いと思うんだよね、見てると。 クライアント母親:足は紫っぽくなっていることがあって。すごく足も冷えてたんですけど。 由井:血流とか酸素の問題とかあるね、この子見てると。首は座ってる? クライアント母親:すごく遅くて、今月入ってやっとちょっと。 由井:ガクッとなっちゃうんだね。 クライアント母親:まだ後ろに行きます。背骨が全然まだグラグラグラグラして。 由井:頭がね非常に大きい。だから水頭症の可能性はあるんだけど。 クライアント母親:お腹にいた時からおっきめって言われて。低筋緊張とか。 由井:弛緩してるね。この子のアトピーは頬に一番多いの? クライアント母親:そうですね。 由井:そうやって出るんだ(咳) クライアント母親:このジュクジュクしてるのは頬だけで全身痒いんですけど。一番ひどいのはここです耳の周りとほっぺ。カンジタが出てるからと言う事で妊娠最後の月に、病院でカンジタの薬を内診でもらいました。 由井:もらった? クライアント母親:はい。 由井:カルシウムが足りないから湿疹が出る。あなたがもっとカルシウムがあるものを食べなきゃいけない。おっぱい飲ませてるんだったらね。 【TBR】 1 :...

By 由井寅子ホメオパシー博士   川崎病とは 1967年に日本人の小児科医が発表し、その後、現代医学において新しい病気として分類され、発表者の名前をとって川崎病と名付けられた症候群。子供のイチゴ舌、手足の指先から皮膚がむけるなど特徴的な症状を伴う。現代医学においては原因不明とされる。この病気は世界各地で報告されているが、特に日本人、日系アメリカ人、韓国人などアジア系の人々に多い。   急性期の主症状 1. 38度以上の熱が5日以上続く 2. 発疹 3. 両目眼球の結膜充血 4. イチゴ舌。唇が赤くなる。 5.掌や足底が赤くなる。病気の初期に手足が腫れる。熱が下がった後、手足の指先から皮膚がむける。 6. 首のリンパ節が腫れる(片側) 通常、急性期は1~2週間で回復する(症状の強い場合は1か月以上続く)。急性期の1、2週間を過ぎた後に、心臓に血液を供給している冠動脈に瘤ができる場合があり後遺症と呼ばれる。注意が必要なのは冠動脈障害が原因になって、この動脈がつまり、心筋梗塞がおこる場合があること。また、ごくまれに敗血症になったり、心筋炎のため心不全となり、死にいたる場合がある事。     <レパートライゼーション> 1 : 659. 心臓血管 - 出血、内部からの : 2 : 1012. 粘膜の炎症全般 3 : 648. 心臓血管 -腫れ[腫脹](拡張、膨張) : 4 : 1195. 腺 -炎症性の腫脹(腫瘍) : - : 5 : 1374. 皮膚の落屑(鱗屑[薄片となってはがれ落ちる]、剥離)、 6 : 1344 皮膚の色が - 赤い(紅斑) : - しみ : 7 : 746 複合型の発熱全般 : 8 : 2133. 基調 -  猩紅熱、後(続発症) : 9 : 647. 心臓血管 -. 血管...

代表的なノロウィルス感染の症状からとらこ先生が導き出したホメオパシー処方を紹介いただきました。 ハーネマン自身が毒物等の実証実験(プルービング)から症状像を忠実に書き取ったボーニンハンセンのレパートリー(TBR)にとらこ先生がノロウィルスの症状と合致するルーブリックを選択し、当てはまるレメディーを探したところ以下の結果となりました。 1~8 上記のルーブリックを満たすレメディーはKali-cのみでした。 そこでZENホメオパシーメソッドでレメディーを出す場合は、とらこ先生は以下のようなホメオパシー処方となります。 随時 S-φShocho+Plb 6C+Bry 30C+Ars 30C+Lyc 30C 朝 Kali-c LM1 昼 Botu l30C 夜 Puls LM3 1つのチンクチャーにまとめるとすると、以下のようなコンビネーションとなります。 S-φShocho+Plb 6C+Bry 30C+Ars 30C+Lyc 30C+Kali-c 6C+Puls 30C+Botul 30C ▼ちなみに ノロウィルスとその感染症状とは・・・ ノロウイルスの大きさは、直径27nm~37nm。RNA遺伝子をもち、正20面体構造 体をもつ小さな球形のウイルスです。 ◆子供たちの集団感染は冬場が大半 ノロウイルスが最も猛威を奮うのは冬場です。毎年冬場になると子供たちが学校単位でのノロウイルスの集団感染が発生したというニュースが流れま す。 実際は年間を通じてどの季節でも発症しやすいウイルスですが細菌類が夏場に多く感染症が拡大するのに対し、ウイルス性感染症の多くは乾燥の強い 冬場に多く発生する特徴をもちます。また冬場にノロウイルスによる食中毒が多く発生する原因には、日本では特にこの冬期に市場に多く出まわる食用 の生牡蠣が感染源のひとつとなっていることも影響しております。 ◆ノロウイルス食中毒の主な症状一覧 ☆吐き気症状 ☆嘔吐症状 ☆発熱症状(微熱が大半、高熱が出ることは稀です) ☆腹痛症状(チクチク刺すような痛み) ☆下痢症状(赤ちゃんは水のようなうんちがでます) ☆嘔吐下痢症状に伴う脱水症状 発熱症状の大半は初期段階に発症します。熱は38度以下の微熱であるケースが大半ですが、熱の発症とともにチクチクとした腹痛症状が徐々に始りま す。このチクチクする痛みは、定期的に訪れます。 ----------------------------------------------------------- 以下は、2012年 12月 01日 JPHMAホームページに掲載された情報です。 JPHMAにノロウイルスに対するホメオパシー的対応の問い合わせが来ております。 ノロウイルスに感染した際の症状に対応するレメディーをご紹介します。 ノロウイルスは、一年を通して発生し、特に冬季に流行するとのことです。 また、潜伏期間(感染から発症までの時間)は24~48時間で、主症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛であり、発熱は軽度であるとのことです。 (参考)厚生労働省のノロウイルスに関するQ&Aより http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html ホメオパシーのホームキットお持ちの方は、以下のレメディーが緊急時の対応にとっても良いレメディーです。 Ars.(アーセニカム):下痢で衰弱 Chin.(チャイナ):微熱を伴う下痢や嘔吐 Sulph.(ソーファー):毎年のように周期的に起きる下痢 また、下記のレメディーもお勧めします。 Morg-g.(モーガン ガットナー 腸ノゾース)・・・消化が遅い、皮膚病も出る Gaert.(ガットナー 腸ノゾース)・・・消化吸収ができない Botul.(ボツリヌス)・・・あらゆる事をしても下痢がとまらない時...

男性 46歳 主訴:   胃癌(体下部後壁に印環細胞癌) 職業: 会社員(研究開発職) 精神:   ストレスを感じる事・・・人の要求 依頼を断る 期待に沿えない 度を超えた期待をされる 腹が立つ事・・・自身のやるべきことをしないで人に要求してくること 家系の病歴:      母→水虫 大腸癌  父→なし 兄弟→兄が欝で長期休み、弟は心臓を悪くしていた、肝臓も少し悪い。   <タイムライン> 出生体重3500g 1~3歳  予防接種(BCG、ジフテリア、百日咳、日本脳炎、ポリオ、天然痘、インフルエンザ) 8歳        弟出生 二重とびが出来た喜びを母に伝えると、排尿中の弟のおしっこが止まり、母に叱られる。 10歳~  鼻炎・副鼻腔炎で耳鼻科に火曜。吸引器をあてていた。 15歳      水虫が目立つ。塗り薬を使用。母親は爪が変形するほどひどかった。 24歳      電機メーカーに就職。 25歳      胃を悪くする。薬、胃カメラのむ。合唱団で夜遅く飲んで体を酷使。コーヒーよく飲んだ。 34歳      耳下腺炎(おたふく風邪)の予防接種を受ける 45歳      部下病欠で2人分の仕事をする。さすがにつらいと思った。腰痛で一週間会社休む。 46歳      莫大な仕事量。家でも遅くまで作業。胃潰瘍で入院。検査後、胃癌の診断。   初回コンサルテーション 2012年11月20日 <基調 > 鼻炎  右目じりの上:イボ ホクロ 左耳下腺:ふくれた 体全体:冷えている 小さい頃体温は35度だった 首~肩:こり   背骨ねじれている 足:水虫   便:節だらけの便    <全般 > 就寝時間:午前1~2時 起床時間:午前6~7時 夕食:午後11時30分 内視鏡写真 潰瘍がはっきり残っている   <1回目相談会> 由井: これが確実に癌であるということを、言われたわけですよね。 クライアント: そうですね。組織の検査で癌だと。潰瘍が血を出したので…。 由井: 医師はどうしようと思っているのですかね。 クライアント: 潰瘍が胃の真ん中あたりにあるらしいので、これを取るのであれば、バッサリ胃を取ってしまう全摘か、残しても5分の1とか、それぐらいだろうと。あと数日前に耳下腺がちょっと膨れました。 由井: おたふくにはかかったことあるの? クライアント: おたふくには、かかっていないです。おたふくの予防注射を打ちました。34歳の時に。子供が一人できて、二人目ができる前だったのですけれども、子供ができなくなっても困るので、おたふくは受けました。 由井: 何時から何時に寝て、何時ごろご飯を食べているの? クライアント: 今はちょっと休んでいるので。日が変わるまでには寝ていますけれども、仕事をしていた頃は1時から2時くらいに寝て6時頃に起きて いました。夕食は23時半くらいです。 由井: これ、胃にすごい負担がかかるね。最低でも21時前には食べないと。 クライアント: はい。 由井: 体は、自分は冷えていると思う? それともそうでもない? クライアント: どちらかというと冷えている方です。小さい頃から体温は低い方だったので。 予防注射の時に、体温を測ったりすると、だいたい普通で35度台。 由井: 水虫あると言っていましたよね。体温を上げないと駄目だ。癌の人は徹底して体温を上げてカンジダを制覇しないと癌は消えない。 クライアント: はい。 由井: 会社では、すごくあなたは重宝された? クライアント: 期待はされているっぽいです。 由井: ですよね。それにちゃんと受け応えて、一生懸命やるタイプなのかな。 クライアント: そうですね、はい。 由井: その一生懸命仕事をやらなければいけないのだという心は誰に学んだの?あなたのお父さんがそうだったの? クライアント: 父親はそうですね。割と一生懸命やるタイプだったと思います。 由井: お父さんは泣いたり弱音を吐いたりあまりしないでしょうよ。 クライアント: 父はそんなに泣いたりはないですね。父は母とケンカすると、仕事場にプイと逃げてしまうみたいな… 両親がケンカしているのを見るのは、あまり好きではなかったですね。 由井: この二人はよくケンカをしていたかね。 クライアント: たまに言い争いになって。互い自分を通そうとして。 由井: 我を張るのね。会社でもそんな人一杯いると思うけど、どうですかね。 クライアント: 会社でもいますね。 由井: それに対してあなたはどう思うの。 クライアント: ちょっとやりにくいですね。 由井: そうなんだな。あなたの中には「道徳的に穏やかに物の言い方もできるだろう。人は怒ってもついていかないよ」というふうに思っているのではないかと思うのだけれども。 クライアント: そうですね。 由井: 黙って黙々と働く傾向があり、つい人の2倍も仕事して文句も言わない。会社にとって都合のよい人になっていましたね。あまり頑張り過ぎると胃がボロボロになるのでね。だから、もうちょっと、頑張らないように気を抜くように。それで、手を抜くように。手を抜く自分を許してあげましょう。 クライアント: はい。   レパトリー                 <処方> 随時1 MT)Can-Stom+Mump-V 30C+Ang.LM 3 +Elect.30C +Sel.12X 朝1 Caust. LM 1 昼1 Psor. LM 2 +Syph. LM 2 夜1 Merc-sol. LM 3   Caust.は、冷えから悪化。潰瘍のある胃癌に合います。 Psor.+Syph.は癌の症状には潰瘍のSyphと胃の上皮細胞にできるPsorをコンビにする。 Merc-sol.は、現在現れている潰瘍と耳下腺の症状に対して処方。早いうちにSyph傾向を制覇しなければ胃からの出血は止まらない。   2回目コンサルテーション 2014年1月24日 <全般> 気分はいい。 痛みは少ない。 歩く事ができる。 食べられる。 就寝時間:午後11時 起床時間:午前7時30分 立ちくらみが座っていて立ち上がった時、風呂に入って上がった時に起こる。 ヘモグロビン8-4 (8.4?) 便 丸っこいウサギの便 残便感 毎日出ている 便秘症 肉の量が多い 魚を食べると黒い出便が出た   内視鏡写真 潰瘍の痕。はっきりと凹凸が見える   <2回目相談会> 由井: 内視鏡の写真を見ましたけどね、やっぱりひだが多いのではないかなと思うのですよ、前よりね。 クライアント: はい、そうですね。 由井: 医師はそれを病状が進んでいると言っているのですか。 クライアント: ええ、進行しているようだなという感じで言っています。まあ、写真で見た限りはということですけれども。胃の潰瘍から出血したみたいで便に血が混ざりました。立ちあがった時にフラッとして調べたら貧血と言われました。 由井: どうですかね、体調として。やっぱり不快感とか痛みとか出てきていますか。 クライアント: いや、あまり。そうでもなくて、最近は痛みも感じることが少なくなって、気分的にもいいです。 由井: 医師が癌が悪化していると言っても調子が良いということですね。 クライアント: そう思います。 由井: 潰瘍を閉じるためにニンジンも良いですよ。ビタミンAがあるので。それから、ビタミンBもあると潰瘍を閉じさせます。ビタミンBは大豆や大麦粉末をとってください。それから、もう少し山に行く。自然の中に行く。それで、朝日を浴びる。これをやってみて下さい。特に目の虹彩の中に朝日を入れるように。こうすると病気が治りやすいですよ。 クライアント: どうもありがとうございます。   レパトリー   Nat-m.は、Nat.不足と鼻水(細胞外の体液)の為に処方しました。 His.は、長年摂っていた鼻スプレーを止めた事からのアレルギーに対して。 Carb-an.は、癌性の潰瘍。 癌はPsor.+Syph.+Syco.が合体してはじめてできる病気です。鼻と肺は双子の姉妹臓器。 Tub.はPsor.+Syph.+Syco.が合体して結核傾向を作る。 Tub.は、鼻がつまる原因に対して。癌の人は鼻が詰まっていることが多い。 Nux-v.は、消化器の解毒を促進します。   3回目コンサルテーション 2014年4月11日 内視鏡写真で、胃壁がきれいになっているのを確認しました。   <3回目 相談会> クライアント: 写真をお付けしたのですけれども。 由井: はい、はい。見ました。それで今度、すごくいいよね。 クライアント: ええ。いいようにまわってきたのかなという感じがして。 由井: そうですね。前と見ても、比べても、ものすごく胃壁の感じがすごくいい。 クライアント: ええ。 由井: しわがない時があったじゃないですか。これは腫れているんですよ。腫れているがゆえに、癌がドンとあるなというのがわかって、何か縮んでいるのです。これに対して前回医師は癌が進行していると言ったかもしれないけれど、私としては、「あ、縮んできているわ」と思っていたのですよ。そして徐々にしわもとれいい感じだと思っています。だから、こういうボーッと腫れている時はまだ、癌を作ろうとする勢いが強いということ。だから、それが縮んでくれた方がすごくいい。そういう意味ででは実は前回しわになって良くなっていたんですよ。Caust.,Merc-sol.が良く効きましたね。さらにCarb-an.が潰瘍を閉じさせ、こんなに早く胃の癌が良くなりましたね。 クライアント: それで調子が良かったんですね。 由井: そうですね。ところでこんなに良くなっているのですが会社はどうするのですか。 クライアント: 一応、5月終わりまでは、休んでそれから出社します。 由井: 確かに体調が良くなっていったら復帰せざるを得ないしね。 クライアント: ええ。 由井: 前みたいな生活の仕方をしていると、また病気になるのだから、どうしなければいけないかというのは自分の中で決めたかね? クライアント: まあ無理はしないと。体の言うことを聞きながらやると。頑張らないと。 由井: もう一つ、やらなければいけないことがあるのですけれども、自分がいま思っている感情を肯定するということが大事ね。感情が湧き上がった時に自分を内観する。でもその感情が、こういう風に思ってはいけないとか、道徳が先に出てくると、また癌を作るね。だから感情を肯定的に取る事。憎んでいても、恨んでいても、怒っても。 クライアント: 自分がこう思っているということを認識するということですよね。 由井: 認めるということ。それと同時にすぐに大人の人というのは、「こういう風に思ってはいけない。相手も事情があるのだから」とか、「こんな風に思っている自分はどうしてこういう風に思うのか。いけない。憎んでいるのは駄目ではないか」とかすぐに道徳で抑圧しないように。それをやることが、熱の時に解熱剤を摂るのと同じということになる。だからその感情を感情日記にすぐ出していくというのはすごく大事だと思います。 クライアント: はい。 由井: 自分の感情を出すこととか、自分自身の本音を出すことが、お宅の家では、少しみんな出してはいけないみたいなのがあったのかなというのが、ちょっとあなたを見ていて思うのだけれども、その辺はどうですかね。 クライアント: あの、男の子はそんなにぺちゃくちゃしゃべらなくてもいいとか。そういうのはありましたので。 由井: それで、ぺちゃくちゃしゃべってはいけないという風になると、でもこうしゃべりたいとか、あ、感動した、あ、これ今、小川のせせらぎを聞いている。すごい良かったとか、そういう良い感情も抑えていくではないですか。 クライアント: そうですね。そういうのもあまり口には出さないで来ましたよね。 由井: ですね。そうすると共感ができないわけですよ。自分の中では感じているのだけれど、結局シェアをしない。感動も苦しみも同じ。苦しかったんだよって言わない。ぺちゃくちゃしゃべらない。それはあなたの家ではそういうルールがあったから。色々な感情を飲み込んで、喉をスルーして胃まで深く飲み込んでしまったということ。私が「仕事をやり過ぎたのではないの?」って、言うとあなたが「まあこんなものではないでしょうか」とよく言うけれど、本当にこんなものだったのかなって感じるわけですよ。今まで私が胃癌の男性を見てきて、その人たちの多くは弱音も吐かず死に物狂いで働いていましたよ。自分の能力が100だったら、120くらいでやっていましたよ。だから、あなたは感じていないかもしれないけれど、すごく頑張ってきたんじゃないかな。だからさっき言った、体の言うことを聞こう、頑張らなくてもいいんだと言ってあげたり、無理しないでおこうというのは、すごい大事なポイントになるかな。特にぺちゃくちゃしゃべらないでと怒られたときを思い出してもらいたいのだけど。 クライアント: 今一つ思い出しました。 由井: ああ、そう? 言ってみて。 クライアント: 自分が縄跳びで二重跳びが出来たという時に、「出来た!」と母親に言いに行ったら、ちょうど下の子を抱えておしっこをさせている所で、びっくりしておしっこが止まってしまったらしいのです。僕が大きい声を出して。「あなたがデカイ声を出すから止まってしまったじゃないの」と言って、怒られたことがありますね。 由井: だけど、嬉しかったよね。二重跳びできて嬉しかったんだよね。その嬉しかったという感情を、出したときに怒られているとなると、自分が思ったことを一間置こうと思うようになり、一間置いてしまったら、その感情は、もう過ぎ去っていくのですよ。フラットな感情になってしまう。そこが問題だと思うのね。他にも多分あると思うのですよ。ここで、こういう事を言ってはいけないのだなとか。こうして多くの感情を飲み込んで来たと思います。その辺をどんどん思い出してもらえればと思います。また自分には治る力がすごくあったということを徹底して自負することが最も大事なポイントになるかなと思います。これからは、感情を心から胃に落とさずうまく出してあげましょう。 クライアント: はい、ありがとうございます。 ******************   Carb-an. が効果を発揮したと思います。 胃の問題、胃の潰瘍、胃の癌にもすごくいいし、小さい頃の忘れたことを、思い出させてくれる事もあります。 2014年7月4日の時点、このクライアントは見事に社会復帰を遂げています。 仕事に復帰することができ、今はこれまでのように無理をしないで働いているそうです。   結論 レメディーで免疫が高まり、病気が治ると、クライアントは、もっと自分自身を生きようとします。 Carb-an. は、胃ガンにとても特化していると考察しました。そして二度と胃癌にならないために体を休めることや会社のためを思い自分以上の仕事をしないこと、つまりインチャを癒す事をすすめています。男性でも泣いたり弱音を吐いたりすることができるようになってもらいたいのです。熱の症状が体の老廃物を出しありがたいように湧きあがるいかなる感情でも排泄しているのですからありがたいのです。   以下、ハーネマンのマテリア・メディカ・プーラとクロニック・ディジーズのマテリア・メディカからの引用します。 Carb-an. RA・CKでの耳下腺、胃の記述 精神症状で関連する箇所 耳下腺 Carb-an. RA 42 耳下腺の腫脹 (参照:Rust's Magaz. a.a.O) Carb-an. CK 131 耳下腺の腫れ (Rust's Magaz. f. d. Heilk. Bd. XXII. H. 1. S. 198.) (RA42)   胃 Carb-an. CK 20 胃の消化不良、食べたものがほぼ全て症状の原因になる。 Carb-an. CK 21 胃の圧迫痛、荷重によるような。 Carb-an. CK 22 胃を引っつかまれるような、強く握られるような痛み。 Carb-an. CK 201 ただれたような痛みと焼けるような痛み、喉が胸やけするような、胃にまで達する。 Carb-an. CK 271 胃に圧迫痛、空腹時も。(RA80) Carb-an. CK 272 胃に、つらい圧迫痛、晩、就寝後、寝床で。緩和するために、手で胃のあたりを圧迫しなければならなかった(16時間後)(女)(RA81) Carb-an. CK 273 胃に圧迫痛、重苦しさと充満感を伴う、その時、呑酸の傾向もある Carb-an. CK 277 胃に、頻繁な刺痛...