21 9月 ZENホメオパシーによるホメオパシー的予防 by 由井寅子 Ph.D.Hom
*この論説は、2018年7月21日、スクール・オブ・ファーマシーにて開催された「ZENホメオパシーによるホメオパシー的予防 by Torako Yui スペシャルゲスト、トレバー・ガンとシーラ・ワトコット+UKプレミア上映「真の免疫の探求」から引用・編集されました。 私は、日本に戻り、ZENホメオパシーというハーネマンをベースとしたハイルクンストを実践しています。 私は、日本人の難病を治療するうち、病気は体だけにあるのではなく、心や魂にも病気があり、体だけを治しても心と魂の病気を治療しないと、体の病気が再発することがわかりました。また、食や環境を変えないと体の病気が再発することがわかりました。 日本人の状況があまりに凄かったから、ZENホメオパシーを発見するしかなかったのです。 日本人の多くが信仰心を失い、道徳に縛られ、感情を抑圧し、自己否定感が強く、農薬まみれの野菜や石油由来の食品添加物、人工甘味料、薬やワクチンなど、毒物でも何でも、偉い人が言うとそれを信じて摂ってしまう、というところです。 ハーネマン自身が、病気を治すにはホメオパシーだけでなく、間違った生き方、考え方、生活様式、食事などが自然になるよう、多角的なアプローチが必要だと言っています。これらを総合的に見るハイルクンスト、真の治療家であれ、と言っています。 またハーネマンは『慢性病論』の中で「心の苦しみと怒りのもとにいる患者にはホメオパシーが効かない」と言っています。 人間というのは魂・心・体の三位一体の存在であり、病気も、魂・心・体のそれぞれに存在します。魂というのは、存在目的、生きる目的、価値観、信念のことです。人間の魂の中核には、「全てを愛する(=許す、受け入れる)ことが善」という価値観持っていると考えています。 親から「良い子でなければ駄目だ」「美人でなければ駄目だ」「優秀でなければ駄目だ」と否定されると、その親の価値観を信じてしまい、その価値観で駄目な自分(良い子でない自分、美人でない自分、優秀でない自分)を愛する事ができなくなります。こうして自分や人を愛することに条件が付き、魂が穢れてしまうのです。 このような悪(否定)のある価値観をこの世的価値観といい、この世的価値観を信じることで魂が病気となってしまうのです。一方、否定のない価値観、善だけの価値観を霊的価値観と言います。霊的価値観の代表が「全てを愛することが善」です。 そして魂が病気になることで(この世的価値観を信じることで)、障害(悪=否定)に遭遇することで、感情が生じます。たとえば、「悪い子」「かわいくない」「馬鹿」と言われることで、悲しみ、恐れ、怒りという感情が生じます。この感情が心の急性病です。急性の感情が生じるとき、体はストレス状態(思い通りにしたいのに思い通りにならない状態)にあり、思い通りにしようと、アドレナリンが出て、交感神経優位型となり、筋肉が固くなり、血流が滞り、老廃物の排出が停滞します。 しかし、親が「泣くな」「逃げるな」「怒るな」などと感情を出すことを禁止すると、感情を出すことを我慢し、未解決な感情なって潜在意識に沈みます。この未解決な感情をインナーチャイルドいい、心の慢性病のことです。急性の感情を抑圧すると、ストレスが慢性化し、慢性的な筋肉の凝り、血流の停滞、老廃物の蓄積が生じ、ある一定以上、老廃物が蓄積すると、体の自浄作用が働き、発熱、発疹、下痢、嘔吐、咳などの急性病を生じます。これが体の急性病です。この急性病は病原体の力を借りて行うことがあり、感染症と呼ばれています。本当は、感染症は自然が為す同種療法なのです。 このように、魂がこの世的価値観に感染し病気になると、やがて感情という心の病気が発症し、感情を抑圧することで、やがて体の病気が発症するという構図があります。 ですから、体が病気だからと言って、体の病気治療だけしていても対症療法でしかありません。もちろん、ホメオパシーは体だけでなく心も同時に癒す療法ですが、心の治療にホメオパシーだけでは限界があります。心と魂を癒すインナーチャイルド癒しが大事です。意図的に自分の感情を感じ、なぜこのような感情が生じるのかを自分に問いかける必要があるのです。 私は、ハーネマンの教えを基本にした、魂・心・体を三位一体で治療するホメオパシーの三次元処方に、現代人に合わせてハーネマンを越えて行くために、心の苦しみを楽にするためのインナーチャイルド癒しを取り入れ、大元の考え方を自然にするために(魂を癒すために)、信仰心の向上や否定しない考え方の指導、そして、不自然なものを体に入れないために、食事や環境の指導も含めたものを加え、ZENホメオパシーを完成させました。 簡単に言うと、ZENホメオパシーとは、人間を魂・心・体の三位一体で治療していく方法です。 ホメオパシーの三次元処方 ①魂の治療として、病原体のノゾーズを使います。 ②心の治療として、全体症状から導かれるメインレメディー(ストレスレメディー)を与えます。植物か動物のレメディーが多いです。 ③体の治療として、マザーチンクチャーにティッシュソルトや臓器適合レメディーを加えた臓器サポートレメディー。あるいは、薬害や環境毒の排出のためのデトックスレメディーを使います。 慢性病をもっている方、難病を持っている方にZENホメオパシーのアプローチはとても大切です。 ホメオパシー以外の三次元治療 ①魂の治療として、インナーチャイルド癒しによるこの世的価値観の解放。霊性学。信仰心の向上をして頂きます。 ②心の治療として、インナーチャイルド癒しによる抑圧した感情の解放。例えば、今の上司に対する怒りは小さい頃に我慢した父親への怒り(インナーチャイルド)であると認識し、あのときは怒りたかったよね、と言ってインナーチャイルド共感し、怒ってもいいよと言い、インナーチャイルドが父親に怒りをぶつけるイメージをして感情の解放をしてあげます。この抑圧した怒りを解放しない限り、同種の出来事で急性の怒りは生じ続けます。 自分を大事にするという事は、このように過去の抑圧した感情を思い出し、その願いを聞いて叶えてあげることです。怒りの奥には、恐れや悲しみがあり、最終的には親から駄目出しされた駄目な自分を許すことで、この世的価値観を解放していくことができます。 インナーチャイルド癒しの詳細は、新刊『インナーチャイルドの理論と癒しの実践』やDVDをご覧ください。 ③体の治療としては、不自然なものを体に入れない生活指導や良い食事の指導です。 このようにしてZENホメオパシーをやっていって、これらをふまえた上で、予防についてのお話をします。 ワクチンの中には、弱毒化した病原体が入っていますよね。そして、直接体内に注射で入れます。 本来であれば、マクロファージ、好中球、ナチュラルキラー細胞などの白血球が働き、病原体を排出する筈です。でも、ワクチンの皮下注射によって一気に体の深部に病原体に侵入されてしまうので免疫がうまく働きません。直接侵入しますので、免疫が上手くいきません。 そこで、一時的に病原体に抗体をくっつけて、とりあえず、病原体を不活性化させようとして、旗を立てます。このときの抗体はIgG抗体です。IgG抗体が血中に多いという事は、自分を攻撃する難病の自己免疫疾患を起こしやすいという事になります。 このようなことは15年前にここにいるトレバーさんが日本に来て、教えてくれました。 そこから私は色々な患者、自閉症をみまして、私自身が発展していったものをお伝えします。 健康であれば、そのIgG抗体が結合した病原体を、あとでマクロファージなどが食べに来ます。しかし、既に低下している免疫力と皮下注射による不自然な侵入の仕方で免疫が混乱して、それができず、IgG抗体と病原体が体内に留まってしまいます。 さて、この状態で、例えば、はしかが流行っていて、はしかが体内に入ってきたとした、そういう場合、どうなるでしょう。 既にIgG抗体がはしかにくっついていますから、はしかが入ったとしても、すぐにIgG抗体が病原体に結合して不活性化させるので発症しません。 すでに感染症の慢性状態なっているので、あとから病原体が入ってきたところで、感染症の急性症状を出すことができない。これが予防接種の予防メカニズムです。 予防接種の予防原理をまとめていきたいと思います。 弱毒化した病原体を注射で体内に直接注入する。 免疫がうまく働かず、病原体を排出できない。だからIgG抗体を作るしかなく、とりあえず病原体を不活性化します。しかし、免疫低下が大きく病原体を排出できない。 IgG抗体が存在し続けるので、病原体が自然に感染したとしても、IgG抗体が結合して、病原体を不活性化し、発症しない。既に慢性病になった状態でいるので、それに罹っても急性病を出せません。 これって、予防って言えるのでしょうか? 予防接種で感染症の慢性状態にすることで、予防と言えるのでしょうか? これは予防ではなく、その逆で、一気に感染症の慢性状態にしている訳です。かかっていても急性症状を発症する力をなくしているだけです。 だから、健康を取り戻し、IgG抗体と結合した病原体が排出されてしまうと、予防接種の効果もなくなってしまいます。だから「いかに長期に感染症の慢性状態を作り出すか」、という事が重要になります。 それは、「いかに長期にIgG抗体を存在させるか」、「いかに長期に免疫低下状態を持続できるか」、「いかに長期に免疫を混乱させることができるかが」、ワクチン開発において最も重要となるのです。 そこで、長期に免疫を混乱させ、低下させるために、ワクチンの中にアジュバントと呼ばれるものが入っています。免疫を低下させる物質(水酸化アルミニウムなど)や防腐剤という名目で水銀が入っています。 健康を犠牲にして達成される予防は、本当の予防とは言えません。 本当の予防は、抗体ではなく白血球主体の免疫が働く状態にすることで達成されます。 それは、免疫を高めること、すなわち、魂・心・体を健康にすることで達成されるものなのです。そして、異物や老廃物を排出する経験をさせる事です。すなわち、罹り切る事、症状を出し切る事が大切です。 現代医学では、抗体の数が多ければ多いほど、免疫が高いと考えられていますが、それは嘘です。 私は、20年間、自閉症、多動、ADHDという予防接種から来る医原病である、こういう子供達を診てきました。何故、予防接種から来ていると言い切れるのか、多くの医師達に問われました。 簡単です。その症状を引き起こすものは、その症状を取っていくというホメオパシーの原理があるからです。ですから9種類の予防接種を打たれた自閉症の子供達、癲癇の子供達にワクチンからできたレメディーを摂らせたところ、どのようになったか、見て行きましょう。 <ビデオ症例> 7歳男児:自閉症&ADHD(常に歌っている) 2007年7月26日(1回目の相談会) 由井:妊娠中何を食べたかったですか?ハンバーガーか何か食べたかった? 母親:実際、私は摂食障害があり、あまり食べる事ができませんでした。 由井:じゃあ、こういったものは食べたくなかったの? 母親:ハンバーガーとダイエットコーラだけは欲求しました。 由井:頻繁にコーラを飲んだの? 母親:はい。水がわりに。 由井:一日どれくらい? 母親:一日1リットル以上。 この男児は、ADHD、発話の遅延となり、じっとしている事ができない。 言葉をクリアに話すことができない(舌小帯短縮の為)。ひたすらリズムに乗って歌を歌う。 <レメディー処方> 2009年4月9日 由井:絵を描くのに、何枚紙がいる? 患者:1枚 由井:1枚でいいの? 患者:はい。 由井:はい、どうぞ。 母親:この間、乗馬を始めて、皆、彼の事を別人の様と言います。彼のコミュニケーションと発話は改善しました。彼の理解力も良くなりました。 患者:すみません。セロテープを貰えますか? 由井:セロテープ?いいよ、どうぞ使って下さい。 患者:ありがとうございます。 母親:今では、自分で考えますし、ピアノの発表会にもでました。 2歳男児 難治性癲癇 大脳皮質形成異常(大脳の中に石灰化したカルシウムが多数ある) 2010年6月24日(1回目の相談会) てんかん発作 遊んでいたのに相談会中に意識のない笑い顔のてんかん大発作が3回出て倒れる。何もしゃべれない。右足の麻痺。 <レメディー処方> 2010年8月12日 母親:彼は、一日100回以上の癲癇発作がありましたが、今では、一日平均20回以下です。 前に比べて、自分の意志を明確に示すことができます。 お医者さんは、彼がとても改善したと言っています。 車を見ると「ブー、ブー」と言って、「車」と言いたいんだと思います。 由井先生:とても良いですね。これから、もっと良くなっていくでしょう。表情もよくなり、母とのコミュニケーションもとれるようになった。 * DVDケース終わり * これはほんの一部ですが、発達障害の160名のクライアントに9種類のワクチンレメディーが入ったレメディーを摂って貰い良くなった症例が80%でしたので、やはり、予防接種がその害となったのかなと思っています。 かと言って、私は予防接種、ワクチンを全面否定しているのではありません。 予防接種の必要性としては、一気に感染症の慢性状態にする事で、これが必要な人もいるという事です。 例えば、第三諸国で、栄養状態が悪いとか、急性病で体力を使ってしまうと死んでしまう、など体が元々弱い。こういうケースにおいては、ワクチンで慢性病にする事で生き延びる方が良いと思います。 さて、予防接種をしても副反応で重篤な病気になる人もいれば、健康なままの人もいます。 ワクチンは同じでも人によって反応が違うということは、どういう事でしょう。ワクチン病になる原因というのも、ワクチンだけにあるのではなく、病気を発症する側にも原因があるということがわかります。 その原因が、魂や心の病気であるインナーチャイルド、カルマ、信仰心の無さ、そして、医原病や食原病だということです。 ワクチン病になるということは、生き方、考え方を改めるべきところがありますよという神様がくれたメッセージだと思います。原因を見つめるチャンスでもあるということです。 自己治癒力を信じることができず、症状を恐れ、小児病を恐れ、忌み嫌い、自然から離れた考え方を続けるならば、ワクチン病になっても仕方がないと思うこともあります。ワクチン病になる事で自分が間違っていたことを認識するしかないという事もあると思います。ですから、自分を映す鏡として、ワクチンのような不自然なものがこの世には必要ではあるのではないかと思うのです。 ワクチンは人間の浅はかさ、無知、無明、おごり、依存、被害者意識、そのようなものの象徴として存在するように思います。 このように考えるようになってから私は予防接種に反対することをやめました。 たとえ、ワクチンの重篤な副作用に苦しむことがあったとしても、その経験を通して学ぶことがたくさんあると信じるからです。 私の経験として、160名のお母さん達は、この発達障害の子供達を世話することを通して悩み苦しんだと思いますが、多くのお母さん達は、一つ乗り越えるたびに幸せのハードルが低くなり、子ども達への愛が増えたからです。 また、霊的見方をするとワクチン病はどうもカルマ(本人のカルマ、親や先祖のカルマ)と関係することが多々あるように思います。 カルマの清算のためにワクチン病になることがあるということです。ですから予防接種のレメディーのコンビネーションの中にはマントラのレメディーも入れています。霊的アプローチして少しでも楽になるようにと思っています。 感染症もかかる人とかからない人がいます。感染症も、病原体だけに原因があるのではなく、感染する側にも問題があるということなのです。 ワクチン病と同様、感染症に罹るということは、生き方、考え方を改めるべき所がありますよというメッセージであり、原因を見つめるチャンスでもあるということです。新しく自分を生きるチャンスであります。 それは、やはり、①インナーチャイルド(魂と心の病気)がありますよ。②医原病、食原病、環境病がありますよ。③カルマがありますよ。というメッセージだということです。 ここで病原体の起源に関する私の仮説を申し上げたいと思います。 それは、病原体はインナーチャイルドが生物化したものではないかという事です。 生物ですから、感情があるのは当たり前だと思います。 病原体は種特異性があり、本来、同じ病原体でも人間に感染する病原体は他の動物には感染しません。鳥に感染する病原体は人間には感染しない訳です。 極端に免疫が低下した場合は、種の垣根を越えて感染してしまいますが、それは本来例外だということです。このことから、病原体はもともとその生物から発生したと考えるのが妥当です。 インナーチャイルドは、魂(この世的価値観)と心(感情)をもった自分から切り離された一つの存在です。そのインナーチャイルドが腸内微生物として実体化したものが病原体ではないかと推測しています。 ● なぜ生物化しなければならなかったのか? 自分が否定した自分(インチャ)を認識するためには、自分を映す鏡を必要とするように、自分を映す鏡として病原体が実体化するということです。 そして、感染症を克服することを通して、インナーチャイルドを解放するためです。 この世的価値観と抑圧した感情を解放するために、病原体は存在してくれています。 つまり、感染症とは自然がなす同種療法であると考えています。 私の経験上、感染症では、インナーチャイルドは良くなっていきますが、50~70%程度しか癒せないように思われます。残りは、やはりインナーチャイルドを自覚して、癒して行く必要があるようです。 ですからその病原体に共鳴するインナーチャイルドを抱えていなければ、基本的に感染することはないはずです。もちろん、免疫がとても弱っている場合はこの限りではありません。 免疫がとても弱っている原因として、予防接種を含む医原病や食原病があるということです。 そうは言っても、5歳の子に2歳の頃を思い出してインチャ癒しをやってごらんと言ってもできません。 だからこそ、はしかや耳下腺炎、水疱瘡、百日咳などの子どもの罹る病気に罹り、その病気を克服することを通して、自分のインチャだけではなく、自分の前世のインチャや親、先祖のインチャを解放しているのだと思います。 子どものかかる病気にかかり、発熱や発疹、粘液を出し切ることによって、親や先祖たちの遺伝的・感情的・精神的なくびきから解き放たれると思います。5歳でもインチャが形成されます。今世でできたこの世的価値観に裁かれ苦しんでいるインチャ、親を手伝わなければ良い子でないと思うインチャ、これらを子供のかかる病気にかかって、解放しているのだと思います。そうしてはじめて本来の自分を生きられるようになります。 特に湿疹や熱を出した後の子どもって、精神的にすごく成長していると思います。 ハーフの私の息子は私が夫と離婚したため、英国を離れ、9歳で日本に来ることになりました。日本になじめずいつも英国の父元へ帰りたいとメソメソ泣いていました。勉強もまったく身に入らないようです。学校も行きません。体も弱く、いつも病気ばかりしていました。私はそんな息子を愛せず怒ってばかりいました。ある時はしか様の湿疹と高熱を出しました。3日間40度近くです。私もその時ばかりは一生懸命看病しました。望郷心のCapsとMorbillinum Nosodeをとらせました。熱が下がるころ、「お母さん、中学校までは日本に妹と一緒にいるけど、高校になったら英国に帰らせてほしい。そこでしっかり勉強してイギリスの大学に行くから」と私に交渉し学校に行くようになりました。その後日本と英国の両方のカルチャーを知り、ジャーナリストになりBBCで活動しています。 このはしかは、インナーチャイルドでいえば、自分は大事にされていない人間、自分の頑張りをもっと評価してほしいのに、いつも怒られてばかりいる。こういう場合、はしかに罹りやすくなると思います。 ハーネマンがホメオパシー予防をしていたと知り、私も2007年予防キットを作りました。そこに感染症から作ったノゾーズレメディーを含め36種類のキットをつくりました。 日本人は、特にインフルエンザのノゾーズと水疱瘡のノゾーズを使っています。 レメディーを摂ってもかかる人はかかります。罹った方が、早くインナーチャイルドが出る場合は、そのようになっていきます。 いつも私に甘えて自分の好きな事だけをやっていた4歳の娘エミリーは母を離れ幼稚園に行くことになりました。いつも家を出る時にも大泣きし私と離れたくなく園に置いてくるのがひと騒動でした。 ある金曜日、水疱瘡にかかり全身ブツブツだらけになったと園からエミリーを取りに来るように言われました。シングルマザーの私としては患者もおり困ったなあと思いながら急きょ患者を断り迎えに行きました。メソメソ泣いて、彼女はますます私にしがみついて来て、おんぶして、抱っこしてとして、全く歩こうとしません。私は月曜日にも患者の予約が入っており、この土日で水疱瘡が治ってくれないだろうかと思い、Rhus-t、Puls、Varic-nなどをドンドンあげました。 そしたら全身膿だらけの湿疹が増え排出し、見事月曜日は枯れた状態で幼稚園に行けたのです。 驚いたことに、今まで幼稚園に行きたがらなかったのに、「ママバイバイ」と園に入っていったのです。 それからはドンドン園になつき、友人もいっぱい増え元気まんたんの女の子になりました。 では、水痘・帯状疱疹ウイルスのインナーチャイルドをみましょう。 やりたくない意識、後ろ向き、消極的、動きたくない、面倒臭がり、のんびりしていたい、休みたい、疲れることはしたくない、楽をしたい、辛い思いはしたくない、疾病利得率の高い人 こういう人は、水疱瘡や帯状疱疹に罹りやすくなります。 これからお見せするのは、水疱瘡にかかった子供達の特集です。 この子は2歳なのですが、母親が仕事に復帰せねばならなくなった途端にこのようになりました。 これは疾病御利益だなと思いましたので、Varic(水疱瘡)とVario(天然痘)の両方を処方しました。 そうしたら、とびひ様の水疱瘡がばっと出てきました。 そして、このように治って行って「お母さん、バイバイ」と言えるようになりました。 この子は4歳で、幼稚園に行かねばなりません。 この子は3番目の子供でおろされかかった子です。それはお父さんとお爺ちゃん、男の人によって妊娠3か月の時におろせと言われたのです。 この子の症状は「男の人が怖い」というものでした。 そして、この子は幼稚園に行かなければならない時にアトピーが酷くなってきたのです。 それに対して、Varic (水疱瘡)とVario(天然痘)を与えました。 そうしたら3回目の水疱瘡にかかりました。 ふつうは、生涯免疫といって一回罹ったら罹らないのですが、注射やクリームで抑圧すると何回もかかって、完結させようとします。この子は、3回目の水疱瘡に罹り切った後、男性が怖くなくなり、幼稚園にも「バイバイ」と行けるようになりました。 この子は6歳なのですが、その年でもお母さんに抱っこされて、私の所に来たのです。お母さんから離れないのです。もう直ぐ小学校に行かなければならないのですが、それを言われ、アトピーを出しています。ワクチン接種が多かったので、9種類のワクチンレメディーを出しながら、Varic(水疱瘡)とVario(天然痘)を処方しました。そうしたら3回目の水疱瘡に罹りました。 そして元気になりまして、小学校でバスケもやり、サッカーも水泳もやり、とても元気に「お母さん、バイバイ」と言えるようになりました。 このような心があるとその病気を引き寄せる。インナーチャイルド、未解決な感情があると病気を引き付けるのだという事がお分かりでしょうか。 インフルエンザウイルスに関しては、 勝りたいインチャ、自分にも人にも勝りたい。 優秀,能力が高い,美しい,強い,出来るなど、自分の理想とする『良い人』でいたい。 こんな思いを持ってインフルエンザに罹ります。 風疹ウイルスも「勝りたい」のですが、実力,能力が自分に近く、自分を攻撃してきそうな相手に対し、その相手よりも優れていて、相手を従わせたい,言うことを聞かせたい、酷い目に遭わせてやりたい、と言う意地悪な意識があります。ですからその人には負けたくないのですね。 私は26歳の時に風疹に罹りました。その時は、テレビ局で、N君という子と戦っていました。彼はディレクターの席を目指しており、私もディレクターの席を目指していました。実力は私の方が勝っていたと思うのですが、彼が上手かったのは「茶坊主」という名前があり、ゴマをするのが上手かったのです。そこで私は負けてしまったのです。そしたら、ある日ブツブツが出てきまして、それがブラジャーとパンツ型に出てきたのです。それで病院に行き「これは何でしょうか?」と尋ねました。すると「ああ、これは風疹だ」と言ったのです。「なぜ、ブラジャーとパンツ型に出るのですか?」と聞いたんです。「今に全身にでるから待っていなさい」と言われました。で、そのようになりまして、その後にN君を許しました。 この子は、母親が妊娠中に風疹の抗体が高かった子です。 産まれた時は発疹はなかったのです。でも3週間後位に、直ぐにこのような乾燥したアトピーが出てきました。この母親は、この子がヘレンケラーのようになっていくのではないか、と心配していました。 私の所に来まして、私は、Rubellaを処方しました。 そうしたら、こんな風になっていきました。 ドライだったのがどんどんウェットになっていき、熱も出てきて、熱は引かないし、一気に湿疹もでないのです。約1ヵ月、このような状態で頑張りました。 この子の母親もホメオパスなのですが、電話口で毎日のようにどうしてこうなったのかと言われました。 「もう直ぐですから」と言い聞かせて、2ヵ月弱で以下の様に改善しました。 この子の母は「貴女のレメディーは間違えているのではないか?私もホメオパスだからよく分かる。貴女は先輩だけど、私の方が優れている」と思っていたのではないかと思います。 「もし、このような考え方を持っているならば、この子は治らないから、私を信じてください」と言いました。で、このように良くなって良かったです。 次は、溶連菌や猩紅熱に関して言います。 価値観のインチャがあり、人は常に正しくあるべきだ。きちんとしているべきだ。 与えられた責務をしっかり果たすべきだ。愚痴や弱音,泣き言を言ってはならない。 また、人は間違いを犯してはならない。罪を犯してはならない。人に迷惑をかけてはならない。 人は正しくあるべきで誤ったことをしてはならないと、善悪をジャッジしたがる意識。 日本人の方は、こういう性格の方が多く、よく喉を傷めて、溶連菌の扁桃腺炎を持っている方が多いです。それから、GBS感染で子宮に溶連菌を持っており、妊娠できない方もいらっしゃいました。その方が、溶連菌のレメディーをとったら、とても心が柔軟になり妊娠しました。 では、ケースを観たいと思います。 この方は、28歳男性。マッサージ師でスポーツインストラクターです。 主訴は、B型肝炎のキャリアで、めまい、立ち眩み、運転中にフワフワして貧血の症状がでます。 それでは、ケースをみましょう。 ケーステイク [クライアント] 最近具合が悪くて血液検査を受けたら、やっぱりB型肝炎だと言われて、 抗体の数値が何かすごく1500に近いと本当に小さいときから持っているらしいのですけれど、陰性だけれどなんか慢性化しているんだねと言われて...