Torako Yui

  とらこ先生の「インナーチャイルド癒しの実践4 - この人生を楽に生きる -」の英語版をご覧になった、ドイツの有名ホメオパス、ロジーナさんより、以下のレビューを頂きました。 ************************************************************************************************ 由井寅子博士の「インナーチャイルド癒し実践4」DVDを満喫しました。 このベテランホメオパスのスピリチュアルなアプローチは素晴らしく、全てのホメオパスが、人間に対して、またヒーリング・パワーへの視野を広げるにあたって、模範となるものです。 苦しむ魂がどのような病気にかかっていようとも、由井博士が説明するもの、そして、彼女が、治癒の手を差し伸べて助けるものは、それが何であれ、このDVDの中では、謙虚でありながら「熟達・精通した」シンプルな言葉で語られています。 彼女のハートは、日本の精神である「心」という素晴らしい言語を語っています。彼女は、特にかしこまりもせずに、クライアントのみならず、日常のルーチンの囚われとなっている療法家へも希望を与えてくれます。彼女はこう言いました「クライアントは、半分は物質的で、半分は霊的な存在です。」 このDVDで、彼女は、この言葉を証明しています。ドイツでは、私達は、インナーチャイルドをあまりに狭義なものとして認識しています。由井博士は、無垢なインナーチャイルドが、苦しみながら快適な人生を切望している魂そのものである事を私達に教えてくれています。そして、彼女のヒーリングの様子は、どうやってそれが可能になるかを示しています。 このDVDは、どのセラピスト、ヒーラー、そしてもちろん、ホメオパスにとっても「必見」であるべきものです。 皆様のご多幸をお祈りします ロジーナ・ゾンネンシュミット博士 ドイツ ホメオパス ********************************************************************************************************************* このDVDは、ホメオパシー出版より入手可能です。 http://www.homoeopathy-books.co.jp/ 2015年12月20日に東京で開催された『とらこ先生全国講演ツアー2015冬 この人生を楽に生きる』の講演を収録したインナーチャイルド癒しの実践DVD第4弾。 「苦しみはなぜ生じるのか?」をわかりやすく図解で説明、そこから導き出される「幸せになるための三つの方法」や「インナーチャイルド癒しの方法」を明らかにします。とらこ先生自身のこれまでの苦しかった体験を通しての変容や生きる希望もない大変な苦しみの中で幸せを見つけた感動的なケースを通して、『苦しみは悪』ではなく『苦しみは本当の幸せへと導くもの』というとらこ先生のメッセージが説得力をもって真実と実感されます。 とらこ先生のインナーチャイルド癒しの実践DVD第4弾は、苦しみの中、出口が見つけられず彷徨う人々に、生きる勇気、幸せに生きるためのたくさんの気づき、そして深い感動を与えてくれるものです。 (ホメオパシー出版紹介文章より引用)    ...

  Zen ホメオパシーの全容  ~ 心・体・魂を三位一体で治癒に導く ~ Zen ホメオパシーには希望がある - 車の事故で回復の見込みが難しかった身体不全に起こった驚きの改善 ₋ 致死性疾患であるガス壊疽に素早い治癒をもたらせたケース - 子宮頸癌ワクチン被害へのZENホメオパシーの挑戦 - インナーチャイルド(心の慢性病)の癒し - 健康な食物からのミネラル摂取...

By 由井寅子ホメオパシー博士   川崎病とは 1967年に日本人の小児科医が発表し、その後、現代医学において新しい病気として分類され、発表者の名前をとって川崎病と名付けられた症候群。子供のイチゴ舌、手足の指先から皮膚がむけるなど特徴的な症状を伴う。現代医学においては原因不明とされる。この病気は世界各地で報告されているが、特に日本人、日系アメリカ人、韓国人などアジア系の人々に多い。   急性期の主症状 1. 38度以上の熱が5日以上続く 2. 発疹 3. 両目眼球の結膜充血 4. イチゴ舌。唇が赤くなる。 5.掌や足底が赤くなる。病気の初期に手足が腫れる。熱が下がった後、手足の指先から皮膚がむける。 6. 首のリンパ節が腫れる(片側) 通常、急性期は1~2週間で回復する(症状の強い場合は1か月以上続く)。急性期の1、2週間を過ぎた後に、心臓に血液を供給している冠動脈に瘤ができる場合があり後遺症と呼ばれる。注意が必要なのは冠動脈障害が原因になって、この動脈がつまり、心筋梗塞がおこる場合があること。また、ごくまれに敗血症になったり、心筋炎のため心不全となり、死にいたる場合がある事。     <レパートライゼーション> 1 : 659. 心臓血管 - 出血、内部からの : 2 : 1012. 粘膜の炎症全般 3 : 648. 心臓血管 -腫れ[腫脹](拡張、膨張) : 4 : 1195. 腺 -炎症性の腫脹(腫瘍) : - : 5 : 1374. 皮膚の落屑(鱗屑[薄片となってはがれ落ちる]、剥離)、 6 : 1344 皮膚の色が - 赤い(紅斑) : - しみ : 7 : 746 複合型の発熱全般 : 8 : 2133. 基調 -  猩紅熱、後(続発症) : 9 : 647. 心臓血管 -. 血管...

代表的なノロウィルス感染の症状からとらこ先生が導き出したホメオパシー処方を紹介いただきました。 ハーネマン自身が毒物等の実証実験(プルービング)から症状像を忠実に書き取ったボーニンハンセンのレパートリー(TBR)にとらこ先生がノロウィルスの症状と合致するルーブリックを選択し、当てはまるレメディーを探したところ以下の結果となりました。 1~8 上記のルーブリックを満たすレメディーはKali-cのみでした。 そこでZENホメオパシーメソッドでレメディーを出す場合は、とらこ先生は以下のようなホメオパシー処方となります。 随時 S-φShocho+Plb 6C+Bry 30C+Ars 30C+Lyc 30C 朝 Kali-c LM1 昼 Botu l30C 夜 Puls LM3 1つのチンクチャーにまとめるとすると、以下のようなコンビネーションとなります。 S-φShocho+Plb 6C+Bry 30C+Ars 30C+Lyc 30C+Kali-c 6C+Puls 30C+Botul 30C ▼ちなみに ノロウィルスとその感染症状とは・・・ ノロウイルスの大きさは、直径27nm~37nm。RNA遺伝子をもち、正20面体構造 体をもつ小さな球形のウイルスです。 ◆子供たちの集団感染は冬場が大半 ノロウイルスが最も猛威を奮うのは冬場です。毎年冬場になると子供たちが学校単位でのノロウイルスの集団感染が発生したというニュースが流れま す。 実際は年間を通じてどの季節でも発症しやすいウイルスですが細菌類が夏場に多く感染症が拡大するのに対し、ウイルス性感染症の多くは乾燥の強い 冬場に多く発生する特徴をもちます。また冬場にノロウイルスによる食中毒が多く発生する原因には、日本では特にこの冬期に市場に多く出まわる食用 の生牡蠣が感染源のひとつとなっていることも影響しております。 ◆ノロウイルス食中毒の主な症状一覧 ☆吐き気症状 ☆嘔吐症状 ☆発熱症状(微熱が大半、高熱が出ることは稀です) ☆腹痛症状(チクチク刺すような痛み) ☆下痢症状(赤ちゃんは水のようなうんちがでます) ☆嘔吐下痢症状に伴う脱水症状 発熱症状の大半は初期段階に発症します。熱は38度以下の微熱であるケースが大半ですが、熱の発症とともにチクチクとした腹痛症状が徐々に始りま す。このチクチクする痛みは、定期的に訪れます。 ----------------------------------------------------------- 以下は、2012年 12月 01日 JPHMAホームページに掲載された情報です。 JPHMAにノロウイルスに対するホメオパシー的対応の問い合わせが来ております。 ノロウイルスに感染した際の症状に対応するレメディーをご紹介します。 ノロウイルスは、一年を通して発生し、特に冬季に流行するとのことです。 また、潜伏期間(感染から発症までの時間)は24~48時間で、主症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛であり、発熱は軽度であるとのことです。 (参考)厚生労働省のノロウイルスに関するQ&Aより http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html ホメオパシーのホームキットお持ちの方は、以下のレメディーが緊急時の対応にとっても良いレメディーです。 Ars.(アーセニカム):下痢で衰弱 Chin.(チャイナ):微熱を伴う下痢や嘔吐 Sulph.(ソーファー):毎年のように周期的に起きる下痢 また、下記のレメディーもお勧めします。 Morg-g.(モーガン ガットナー 腸ノゾース)・・・消化が遅い、皮膚病も出る Gaert.(ガットナー 腸ノゾース)・・・消化吸収ができない Botul.(ボツリヌス)・・・あらゆる事をしても下痢がとまらない時...

男性 46歳 主訴:   胃癌(体下部後壁に印環細胞癌) 職業: 会社員(研究開発職) 精神:   ストレスを感じる事・・・人の要求 依頼を断る 期待に沿えない 度を超えた期待をされる 腹が立つ事・・・自身のやるべきことをしないで人に要求してくること 家系の病歴:      母→水虫 大腸癌  父→なし 兄弟→兄が欝で長期休み、弟は心臓を悪くしていた、肝臓も少し悪い。   <タイムライン> 出生体重3500g 1~3歳  予防接種(BCG、ジフテリア、百日咳、日本脳炎、ポリオ、天然痘、インフルエンザ) 8歳        弟出生 二重とびが出来た喜びを母に伝えると、排尿中の弟のおしっこが止まり、母に叱られる。 10歳~  鼻炎・副鼻腔炎で耳鼻科に火曜。吸引器をあてていた。 15歳      水虫が目立つ。塗り薬を使用。母親は爪が変形するほどひどかった。 24歳      電機メーカーに就職。 25歳      胃を悪くする。薬、胃カメラのむ。合唱団で夜遅く飲んで体を酷使。コーヒーよく飲んだ。 34歳      耳下腺炎(おたふく風邪)の予防接種を受ける 45歳      部下病欠で2人分の仕事をする。さすがにつらいと思った。腰痛で一週間会社休む。 46歳      莫大な仕事量。家でも遅くまで作業。胃潰瘍で入院。検査後、胃癌の診断。   初回コンサルテーション 2012年11月20日 <基調 > 鼻炎  右目じりの上:イボ ホクロ 左耳下腺:ふくれた 体全体:冷えている 小さい頃体温は35度だった 首~肩:こり   背骨ねじれている 足:水虫   便:節だらけの便    <全般 > 就寝時間:午前1~2時 起床時間:午前6~7時 夕食:午後11時30分 内視鏡写真 潰瘍がはっきり残っている   <1回目相談会> 由井: これが確実に癌であるということを、言われたわけですよね。 クライアント: そうですね。組織の検査で癌だと。潰瘍が血を出したので…。 由井: 医師はどうしようと思っているのですかね。 クライアント: 潰瘍が胃の真ん中あたりにあるらしいので、これを取るのであれば、バッサリ胃を取ってしまう全摘か、残しても5分の1とか、それぐらいだろうと。あと数日前に耳下腺がちょっと膨れました。 由井: おたふくにはかかったことあるの? クライアント: おたふくには、かかっていないです。おたふくの予防注射を打ちました。34歳の時に。子供が一人できて、二人目ができる前だったのですけれども、子供ができなくなっても困るので、おたふくは受けました。 由井: 何時から何時に寝て、何時ごろご飯を食べているの? クライアント: 今はちょっと休んでいるので。日が変わるまでには寝ていますけれども、仕事をしていた頃は1時から2時くらいに寝て6時頃に起きて いました。夕食は23時半くらいです。 由井: これ、胃にすごい負担がかかるね。最低でも21時前には食べないと。 クライアント: はい。 由井: 体は、自分は冷えていると思う? それともそうでもない? クライアント: どちらかというと冷えている方です。小さい頃から体温は低い方だったので。 予防注射の時に、体温を測ったりすると、だいたい普通で35度台。 由井: 水虫あると言っていましたよね。体温を上げないと駄目だ。癌の人は徹底して体温を上げてカンジダを制覇しないと癌は消えない。 クライアント: はい。 由井: 会社では、すごくあなたは重宝された? クライアント: 期待はされているっぽいです。 由井: ですよね。それにちゃんと受け応えて、一生懸命やるタイプなのかな。 クライアント: そうですね、はい。 由井: その一生懸命仕事をやらなければいけないのだという心は誰に学んだの?あなたのお父さんがそうだったの? クライアント: 父親はそうですね。割と一生懸命やるタイプだったと思います。 由井: お父さんは泣いたり弱音を吐いたりあまりしないでしょうよ。 クライアント: 父はそんなに泣いたりはないですね。父は母とケンカすると、仕事場にプイと逃げてしまうみたいな… 両親がケンカしているのを見るのは、あまり好きではなかったですね。 由井: この二人はよくケンカをしていたかね。 クライアント: たまに言い争いになって。互い自分を通そうとして。 由井: 我を張るのね。会社でもそんな人一杯いると思うけど、どうですかね。 クライアント: 会社でもいますね。 由井: それに対してあなたはどう思うの。 クライアント: ちょっとやりにくいですね。 由井: そうなんだな。あなたの中には「道徳的に穏やかに物の言い方もできるだろう。人は怒ってもついていかないよ」というふうに思っているのではないかと思うのだけれども。 クライアント: そうですね。 由井: 黙って黙々と働く傾向があり、つい人の2倍も仕事して文句も言わない。会社にとって都合のよい人になっていましたね。あまり頑張り過ぎると胃がボロボロになるのでね。だから、もうちょっと、頑張らないように気を抜くように。それで、手を抜くように。手を抜く自分を許してあげましょう。 クライアント: はい。   レパトリー                 <処方> 随時1 MT)Can-Stom+Mump-V 30C+Ang.LM 3 +Elect.30C +Sel.12X 朝1 Caust. LM 1 昼1 Psor. LM 2 +Syph. LM 2 夜1 Merc-sol. LM 3   Caust.は、冷えから悪化。潰瘍のある胃癌に合います。 Psor.+Syph.は癌の症状には潰瘍のSyphと胃の上皮細胞にできるPsorをコンビにする。 Merc-sol.は、現在現れている潰瘍と耳下腺の症状に対して処方。早いうちにSyph傾向を制覇しなければ胃からの出血は止まらない。   2回目コンサルテーション 2014年1月24日 <全般> 気分はいい。 痛みは少ない。 歩く事ができる。 食べられる。 就寝時間:午後11時 起床時間:午前7時30分 立ちくらみが座っていて立ち上がった時、風呂に入って上がった時に起こる。 ヘモグロビン8-4 (8.4?) 便 丸っこいウサギの便 残便感 毎日出ている 便秘症 肉の量が多い 魚を食べると黒い出便が出た   内視鏡写真 潰瘍の痕。はっきりと凹凸が見える   <2回目相談会> 由井: 内視鏡の写真を見ましたけどね、やっぱりひだが多いのではないかなと思うのですよ、前よりね。 クライアント: はい、そうですね。 由井: 医師はそれを病状が進んでいると言っているのですか。 クライアント: ええ、進行しているようだなという感じで言っています。まあ、写真で見た限りはということですけれども。胃の潰瘍から出血したみたいで便に血が混ざりました。立ちあがった時にフラッとして調べたら貧血と言われました。 由井: どうですかね、体調として。やっぱり不快感とか痛みとか出てきていますか。 クライアント: いや、あまり。そうでもなくて、最近は痛みも感じることが少なくなって、気分的にもいいです。 由井: 医師が癌が悪化していると言っても調子が良いということですね。 クライアント: そう思います。 由井: 潰瘍を閉じるためにニンジンも良いですよ。ビタミンAがあるので。それから、ビタミンBもあると潰瘍を閉じさせます。ビタミンBは大豆や大麦粉末をとってください。それから、もう少し山に行く。自然の中に行く。それで、朝日を浴びる。これをやってみて下さい。特に目の虹彩の中に朝日を入れるように。こうすると病気が治りやすいですよ。 クライアント: どうもありがとうございます。   レパトリー   Nat-m.は、Nat.不足と鼻水(細胞外の体液)の為に処方しました。 His.は、長年摂っていた鼻スプレーを止めた事からのアレルギーに対して。 Carb-an.は、癌性の潰瘍。 癌はPsor.+Syph.+Syco.が合体してはじめてできる病気です。鼻と肺は双子の姉妹臓器。 Tub.はPsor.+Syph.+Syco.が合体して結核傾向を作る。 Tub.は、鼻がつまる原因に対して。癌の人は鼻が詰まっていることが多い。 Nux-v.は、消化器の解毒を促進します。   3回目コンサルテーション 2014年4月11日 内視鏡写真で、胃壁がきれいになっているのを確認しました。   <3回目 相談会> クライアント: 写真をお付けしたのですけれども。 由井: はい、はい。見ました。それで今度、すごくいいよね。 クライアント: ええ。いいようにまわってきたのかなという感じがして。 由井: そうですね。前と見ても、比べても、ものすごく胃壁の感じがすごくいい。 クライアント: ええ。 由井: しわがない時があったじゃないですか。これは腫れているんですよ。腫れているがゆえに、癌がドンとあるなというのがわかって、何か縮んでいるのです。これに対して前回医師は癌が進行していると言ったかもしれないけれど、私としては、「あ、縮んできているわ」と思っていたのですよ。そして徐々にしわもとれいい感じだと思っています。だから、こういうボーッと腫れている時はまだ、癌を作ろうとする勢いが強いということ。だから、それが縮んでくれた方がすごくいい。そういう意味ででは実は前回しわになって良くなっていたんですよ。Caust.,Merc-sol.が良く効きましたね。さらにCarb-an.が潰瘍を閉じさせ、こんなに早く胃の癌が良くなりましたね。 クライアント: それで調子が良かったんですね。 由井: そうですね。ところでこんなに良くなっているのですが会社はどうするのですか。 クライアント: 一応、5月終わりまでは、休んでそれから出社します。 由井: 確かに体調が良くなっていったら復帰せざるを得ないしね。 クライアント: ええ。 由井: 前みたいな生活の仕方をしていると、また病気になるのだから、どうしなければいけないかというのは自分の中で決めたかね? クライアント: まあ無理はしないと。体の言うことを聞きながらやると。頑張らないと。 由井: もう一つ、やらなければいけないことがあるのですけれども、自分がいま思っている感情を肯定するということが大事ね。感情が湧き上がった時に自分を内観する。でもその感情が、こういう風に思ってはいけないとか、道徳が先に出てくると、また癌を作るね。だから感情を肯定的に取る事。憎んでいても、恨んでいても、怒っても。 クライアント: 自分がこう思っているということを認識するということですよね。 由井: 認めるということ。それと同時にすぐに大人の人というのは、「こういう風に思ってはいけない。相手も事情があるのだから」とか、「こんな風に思っている自分はどうしてこういう風に思うのか。いけない。憎んでいるのは駄目ではないか」とかすぐに道徳で抑圧しないように。それをやることが、熱の時に解熱剤を摂るのと同じということになる。だからその感情を感情日記にすぐ出していくというのはすごく大事だと思います。 クライアント: はい。 由井: 自分の感情を出すこととか、自分自身の本音を出すことが、お宅の家では、少しみんな出してはいけないみたいなのがあったのかなというのが、ちょっとあなたを見ていて思うのだけれども、その辺はどうですかね。 クライアント: あの、男の子はそんなにぺちゃくちゃしゃべらなくてもいいとか。そういうのはありましたので。 由井: それで、ぺちゃくちゃしゃべってはいけないという風になると、でもこうしゃべりたいとか、あ、感動した、あ、これ今、小川のせせらぎを聞いている。すごい良かったとか、そういう良い感情も抑えていくではないですか。 クライアント: そうですね。そういうのもあまり口には出さないで来ましたよね。 由井: ですね。そうすると共感ができないわけですよ。自分の中では感じているのだけれど、結局シェアをしない。感動も苦しみも同じ。苦しかったんだよって言わない。ぺちゃくちゃしゃべらない。それはあなたの家ではそういうルールがあったから。色々な感情を飲み込んで、喉をスルーして胃まで深く飲み込んでしまったということ。私が「仕事をやり過ぎたのではないの?」って、言うとあなたが「まあこんなものではないでしょうか」とよく言うけれど、本当にこんなものだったのかなって感じるわけですよ。今まで私が胃癌の男性を見てきて、その人たちの多くは弱音も吐かず死に物狂いで働いていましたよ。自分の能力が100だったら、120くらいでやっていましたよ。だから、あなたは感じていないかもしれないけれど、すごく頑張ってきたんじゃないかな。だからさっき言った、体の言うことを聞こう、頑張らなくてもいいんだと言ってあげたり、無理しないでおこうというのは、すごい大事なポイントになるかな。特にぺちゃくちゃしゃべらないでと怒られたときを思い出してもらいたいのだけど。 クライアント: 今一つ思い出しました。 由井: ああ、そう? 言ってみて。 クライアント: 自分が縄跳びで二重跳びが出来たという時に、「出来た!」と母親に言いに行ったら、ちょうど下の子を抱えておしっこをさせている所で、びっくりしておしっこが止まってしまったらしいのです。僕が大きい声を出して。「あなたがデカイ声を出すから止まってしまったじゃないの」と言って、怒られたことがありますね。 由井: だけど、嬉しかったよね。二重跳びできて嬉しかったんだよね。その嬉しかったという感情を、出したときに怒られているとなると、自分が思ったことを一間置こうと思うようになり、一間置いてしまったら、その感情は、もう過ぎ去っていくのですよ。フラットな感情になってしまう。そこが問題だと思うのね。他にも多分あると思うのですよ。ここで、こういう事を言ってはいけないのだなとか。こうして多くの感情を飲み込んで来たと思います。その辺をどんどん思い出してもらえればと思います。また自分には治る力がすごくあったということを徹底して自負することが最も大事なポイントになるかなと思います。これからは、感情を心から胃に落とさずうまく出してあげましょう。 クライアント: はい、ありがとうございます。 ******************   Carb-an. が効果を発揮したと思います。 胃の問題、胃の潰瘍、胃の癌にもすごくいいし、小さい頃の忘れたことを、思い出させてくれる事もあります。 2014年7月4日の時点、このクライアントは見事に社会復帰を遂げています。 仕事に復帰することができ、今はこれまでのように無理をしないで働いているそうです。   結論 レメディーで免疫が高まり、病気が治ると、クライアントは、もっと自分自身を生きようとします。 Carb-an. は、胃ガンにとても特化していると考察しました。そして二度と胃癌にならないために体を休めることや会社のためを思い自分以上の仕事をしないこと、つまりインチャを癒す事をすすめています。男性でも泣いたり弱音を吐いたりすることができるようになってもらいたいのです。熱の症状が体の老廃物を出しありがたいように湧きあがるいかなる感情でも排泄しているのですからありがたいのです。   以下、ハーネマンのマテリア・メディカ・プーラとクロニック・ディジーズのマテリア・メディカからの引用します。 Carb-an. RA・CKでの耳下腺、胃の記述 精神症状で関連する箇所 耳下腺 Carb-an. RA 42 耳下腺の腫脹 (参照:Rust's Magaz. a.a.O) Carb-an. CK 131 耳下腺の腫れ (Rust's Magaz. f. d. Heilk. Bd. XXII. H. 1. S. 198.) (RA42)   胃 Carb-an. CK 20 胃の消化不良、食べたものがほぼ全て症状の原因になる。 Carb-an. CK 21 胃の圧迫痛、荷重によるような。 Carb-an. CK 22 胃を引っつかまれるような、強く握られるような痛み。 Carb-an. CK 201 ただれたような痛みと焼けるような痛み、喉が胸やけするような、胃にまで達する。 Carb-an. CK 271 胃に圧迫痛、空腹時も。(RA80) Carb-an. CK 272 胃に、つらい圧迫痛、晩、就寝後、寝床で。緩和するために、手で胃のあたりを圧迫しなければならなかった(16時間後)(女)(RA81) Carb-an. CK 273 胃に圧迫痛、重苦しさと充満感を伴う、その時、呑酸の傾向もある Carb-an. CK 277 胃に、頻繁な刺痛...